2009年7月31日金曜日

祝祭

今日は,電通大時代にお世話になった韓太舜先生の Shannon Award 受賞を祝う夕べに出席しました。というか発起人の一人として,司会進行を担当しました。会場は調布の男爵亭です。出席者は錚々たる顔ぶれで,総勢41名。大御所から若手,研究室のOBまで多彩なメンバーが参加してくれました。これだけでちょっとしたワークショップかシンポジウムを開けるくらいのメンバーでしたね。何人かの先生方には,お祝いのコメントを頂戴して,韓先生曰く,結婚式のようだと......最後に韓先生に御挨拶をお願いしましたが,自分が賞を取ってうれしいというよりも,そのことを周りのみなさんがすごく喜んでくれることがうれしい,と,このコメントは印象的でしたね。それに,Shannon Award は今回から選考がオープンになったということで,本当にみんなが取ってほしいと思っていた人が受賞した,ってことなのかもしれません。12月に行われる第32回情報理論とその応用シンポジウム(SITA2009)でも何か特別企画が立ち上がるという話もあるし,祝祭はしばらく続くような気配です。まぁ,我々も単に喜ぶだけではなく,これを励みにしてこれからも良い研究成果を追い求めなければならないってことでしょうね。こんな賞には縁がないかもしれないけどさ。
終了後は若手で2次会へ。気が付いたら朝の4:30まで呑み,始発で帰って来ました.....

2009年7月28日火曜日

Five Sweet Peaches

 上のタイトルの元ネタが分かる人いるかな?ちょっと遠いしな。さて,というわけで,今朝,ある学生から桃をもらいました。本人曰く,食べきれないし,腐らせても困るので....と。キズモノって言ってたけど,結構大きいし,色も香りもいいじゃないかぁ。ありがとうございました。ウチに持って帰ろ。でも,朝,あのタイミングで会わなかったら,もらえなかったのかな?ラッキーだったというか,なんというか......
さて,出張続きで,かつ出張先で仕事が片付かなかったので,仕事がたまっています。とりあえず,試験問題作らなきゃ(←まだできてないのかよ)。

2009年7月26日日曜日

お約束の物件

 今日は学校説明会があり,研究室公開もあったので出勤です。例年に比べると人の出もかなり良かったようです。ナンですかね?不況の折,やっぱり学費の安いところとか,就職のしやすい学校に入れようということなのかな??よくわかりませんが。さて,水曜日の日食,学校を出たところで撮影した写真をようやくPCに取り込むことができたので,アップします。東京で最大に欠けるのが11:13とかいう話でしたが,これを撮影したのは11:03でしたから,ほぼいい感じですね。ちなみに,かなり曇っていたので,フィルターとかかけずに直で太陽を覗いてしまいました。良い子は決して真似をしないように。まぁ,この程度の写真だと,三日月の写真取ったのと変わらんな.....太陽ですよぉ,太陽!
ちなみに,学校説明会。今日来てくれた中学生がここを読んでくれている確率はかなり低いと思うが,今日はウチの研究室,出し物が少なくて失礼しました。次はもう少し充実させようと思います。リピーター大歓迎ですのでよろしく。

2009年7月25日土曜日

巨匠の足跡

 今日は東京へ戻る日ですが,戻る前にちょっと寄り道して,宝塚にある手塚治虫記念館に行きました。ここは2度目(3度目?)ですが,去年から生誕80周年ということで,いろいろな企画展が行われているようで,せっかくだから訪れたというわけ。今回は,手塚治虫のストーリー漫画という企画展をやっていて,新寶島なんかに関する展示がありましたね。まぁ,いつ来ても,2時間くらいは十分時間が経ってしまいます。これで宝塚市立の施設なんだからいいよね。入場料金も格安だし。
すごく強い雨が降っていたりしたから,まぁ,雨宿り代わりにもなったし.....わざわざ行ったわけですけどね。
さて,これで今回の大阪出張も終わり(何が「これで」なんかは分からないが)。明日は学校説明会のため出勤です。月曜日からは前期末試験。前期もあとひとふんばりです。

2009年7月24日金曜日

おつかれさま

今日は情報理論研究会の2日目。今日の朝イチでウチの学生の発表でした。予定より早めに発表が終わったので,質問時間がたっぷりで,東大の山本先生,東工大の植松先生,松本隆太郎さん,岐阜大の鎌部さん,名工大の和田山さんなど錚々たる面々から質問していただきました。ありがとうございます。学生にとってもいい経験になったと思います。質問への答えは,まずまずで,それぞれそれなりに理解してもらえたんじゃないかと思います。自分の頭でよく考えずに「言わされている」ような発表者だと,こういうときに答えられずに止まってしまうことがあるけれど,取り組んでいる問題について自分自身でよく考えていると,スラスラとは答えられなくても,質問者が納得するような説明ができるのだと思います。スラスラ滑らかにしゃべるよりも,自分の頭で考えたことを自分自身の言葉で話すことは大切で,それだけで聞いている方には発表者がその問題をどの程度考え抜いて理解しているのか,なんとなく透けて見えるのでわかるものです。彼がこの後どういう人生を歩んでいくか僕はわかりませんが,こういう原体験は記憶に残るんじゃないかと思います。僕が外部で初めて発表したのは修士の1年の時だったけれど,かなり難しい質問が出て答えられなかったのが苦い経験になっていますね。「言わされていた」わけではなかったけれど,あれで自分が何を理解していなかったのかはっきりわかって,次へのモチベーションになったような気がしますね。そうか,そういう意味では,今日ももっと厳しい質問が出てくれてもよかったかな??ま,それはまた次の機会ですね。
今日は,まぁ,お疲れさんという意味も込めて,関西での僕のごひいきの長寿蔵へ連れて行ってあげました。まぁ,単に僕が行きたかっただけ,って話もあるけど。ちょっと贅沢な思いをさせすぎたかな?ま,たまにはいいよね。

あれ,もう明日?

あ,12時を回ってしまった。えー,まだ7月23日のつもりです。
今日から関西学院大学梅田キャンパスにて,電子情報通信学会の情報理論研究会が行なわれています。今日は昼間に研究専門委員会なる会議もありました。今日の研究会の最後は,台湾のChi-Chao Chao 先生のGolay系列や完全相補系列に関する招待講演でした。Chao先生は10月の福岡のIWSDA'09にも参加してくれるようで,主催者側としてはありがたいことだと思っています。
今回の講演の話はReed-Muller符号からGolay系列や完全相補系列,またそれらの相関特性を少し犠牲にしたバージョンの準Golay系列や準完全相補系列を生成するというような話題でした。今後の課題として,同じようにReed-Muller符号から周期相補系列を作れないか,というような話題もリストアップされていましたが,これは僕が最近チャレンジしてうまくいかなかった話にすごく近い!先日,完全相補系列から周期相補系列が作れるかと思ったがうまくいかなかった,という話を書きましたが,もしこれが実現できたら, Reed-Muller符号から完全相補系列ができるのだから,周期相補系列も作れることになります。で,懇親会に向かう道すがら,Chao先生に話してみました。最近,すごく系列長が短い場合に,完全相補系列から周期相補系列を生成できる例を見つけたが,なかなか一般化できない,というようなことを話しかけてみたら,彼もよくわからないという。知っている人ならかなり明白な話なのかなぁ,と思っていたのですが,そうでもないのかな?ということはやっぱりチャレンジする価値のある研究テーマなんだろうか??ま,ちょっとこの夏はこの問題についてもう少し深く考えてみて,自分なりの見解を出したいと思っています。
明日はウチの学生の発表です。どうなるかな??

2009年7月22日水曜日

聖地巡礼

 えー,今日は皆既日食ですね。今日から大阪出張なんで,11時頃学校を出たら,ちょうどほぼ日食が見られる時間でした。ちょうどデジカメを持っていたので,撮影したらそれなりにうまく撮れたんですが,USBケーブルを持ってきてなかったんで,PCに画像を転送できず,ここにもアップできません。あしからず。これは土曜日自宅に帰ってからってことで。ちなみに,こんな感じの三日月みたいなお天道様が見えていましたですよ。お粗末さまです。やっぱデジカメにもBluetoothとかついてないとダメだな。
さてと,で,大阪です。明日の朝から電子情報通信学会の情報理論研究会がありまして,私的には会議もあるもんで,前日から乗り込み,というわけです。今日は移動日だけなんですが,ちょっとだけ早く乗り込みまして,えー,甲子園で野球見てます。阪神対ヤクルト戦です。聖地甲子園の改修が始まってから初めての訪問なので,感慨深いものがあります。来年の3月には,ウチの家族の名前が入ったレンガがこの敷地に埋められることになっています。粋なサービスですね。
で,その聖地の外観なんですが,蔦がない分だけやっぱりちょっとさびしい感じがありますですね。来春が完全改修完了の予定ですから,それを待とうと思います。さて,中に入ると,内野席の上にもオーロラリボン(三菱オーロラビジョンの細いバージョン)があったりして,近代化されてきました。やっぱりこの球場は美しいね。観客席とグラウンドの距離も近くなったような気がしますよ。大リーグの球場に負けない美しさですね。
試合の方はひどいもんでした。同じ11安打を放ちながら5-0の完封負け。向こうの先発の館山よりもこっちのミスター糖尿・岩田の方が球が走っていたように感じますよ。それなのに,5-0。なんでやねん。聖地で神様もひどい仕打ちをするもんです。午後いっぱい移動に使った祟りでしょうか??しょうがないので,ラッキー7にヤケクソの風船を飛ばしましたですよ。いやー,11安打で1点も取れないのかよ。これは選手の責任じゃないね。岡田はルックスは藤山寛美だったけど,それでいて知将だったからね。野村・星野の遺産をうまく使いこないしていましたよ。今の監督は顔つきは端正だけど,どうなんですかね?ちょっと選手がかわいそうな気がします。戦力的に特に見劣りしていないのにこの体たらくなんだから,監督を任命したフロントにも責任はあるね。最初から嫌な予感がしたんだ。というわけで,試合後は梅田に戻って一人で反省会しました。
今回は一人だったけど,今度は家族で来たいね。ウチの子供たちも野球は理解していないけど,トラッキー好きだからね。それまでにしっかり洗脳しておかないとね。
さて,明日からは真面目に仕事です。切り替えないとね。

2009年7月20日月曜日

線引き

民主党が高校までの学費を実質無料にすることを公約としたそうだ。ふーん。実際には国庫金で高校までの授業料をすべて賄うのではなく,高校生のいる世帯に定額金を振り込むだけらしい。どこぞの与党がやっているばらまきと変わらないじゃん。で,なんで高校までなの?どうせなら大学まで無料にすればいいのにさ。北欧みたいに。やっぱり日本は教育と福祉の後進国であることがこの辺からもわかるよね。政権を取ろうかという政党の公約からして頭打ちで守りに入っているという....悲しいね。で,仮にその公約とやらを実際に実行に移したとしよう。高専生のいる世帯はどうなるんだろう??3年生までは定額が支払われるけど,4年からは出なくなる?3年から4年に上がれずに留年した場合は,もう1年もらえる???どこで線引きするわけ???なんだか馬鹿らしくないか?民主党の議員は我が国に高専なんていう教育機関が存在することも,そこで相当数の学生が留年するようなことも知らないんだろう。政権交代が行なわれたら,そんなところから文部科学大臣が任命されるんだろうか?それともいつぞやのイメージ政権と同じで,民間から登用とかいうことを抜かすんだろうか?まぁ,時期が時期だけに単なる選挙のためのリップサービス以上の何物でもなさそうですね。 
みなさん,なんでもかんでも鵜呑みにするのはよくないけれど,他人がいうことを自分なりに消化して本質を見極めようとする姿勢は重要ですよ。まぁ,僕の場合,そこに偏った私見がかなり入り込むので,本当に本質を見極めているかどうかはわからないけどね。でも,それでいいと思うよね。10人が同じ話を聞いて10人とも同じように理解したんでは,議論なんて起こらないもんね。みんな違う風に考えるからこそ面白いのだ。だけど,政権取ったやつにはもう少しマシなこと考えてほしいぞ。

2009年7月19日日曜日

また明日から

今日はあきる野市民球場へウチの野球部の試合を見に行きました。西東京大会2回戦。相手は都立国立高校です。前の試合でコールド勝ちしているので,いい試合をしてくれるという期待もありました。確かに5回まではほぼ五分五分の展開。ただ後半に入ると実力差,というか体力差かな?立て続けに点を取られて結 局13-2で敗れました。それでも,7回と8回にはコールド負けの危機に1点ずつを返し,試合を9回まで持たせたのには選手の意地というか根性を感じたね。あれはよかったよ。選手たちもいろいろ得るものがあったはず。昨年僕が担任を受け持った学生が2人スタメンで出ていたし,今年のクラスの学生も1人ベンチに入っていたので,僕は感慨深い思いで見てました。
夏の予選に負けると「○○の夏は終わった」とか言うけれど,そんなことはないよね。負けた子達にも明日は来るし,この夏は次を目指した戦いがまた始まるわけだ。ひとつ区切りがつくだけのこと。また明日からがんばろう。
球場へは福生の駅から歩いたんですが,試合終了後は,拝島駅の近くまで歩きました。拝島駅の近くに何があるかというと老舗の酒蔵,石川酒造さん。多満自慢という清酒でおなじみの酒蔵ですが,非常に特徴的なビールも造っています。明治時代にもビールを造っていたという記録があるそうですよ。ここで,ヴァイツェンやペールエールなどを飲んで一休みして家に帰ろうという魂胆です。ここのペールエールは,ブーケのよう華やかなな香りとさわやかな苦みが 特徴的ですが,これを瓶内で2次発酵させたボトルコンディションというビールもよく知られています。今日は2004年に醸造して5年間瓶内発酵させたヴィ ンテージビールがあるということで,これをいただきました。いや,これはすごい。ブランデーかシェリー酒のような香りがあります。発酵でカーボネーションが進んだのか,炭酸は普通のペールエールよりも少しきつめに感じました。香りはウチで10年くらい前に作った「アメリカンチェリー酒」に近いなぁ。いや, 自家製の果実酒に例えるのは失礼かもしれないけれど,そういう熟したフルーツの香りがしますですよ。これはいいものをいただきました。
さて,家に帰ると連日の夏祭りです。今日は20:30から盆踊りコンクールもあるということで,ボクも出動です。実はこう見ても2006年のこのコンクールの優勝者。2007年は雨で中止,昨年は泊まりで海に行っていたため参戦できず。というわけで,優勝以来3年ぶりの参戦です。優勝した時はまだ1歳に満たない息子をスリングに入れて抱いたまま踊っての優勝だったので,ひょっとして子供のおかげ??という疑いもあったのだが...今年は,なぜか自宅にあるキリンビールの法被と白鶴酒造の前掛けをしめて酒屋の丁稚のようなスタイルで参戦。この大会は単に奇をてらってもだめで,きちんと踊らないと絶対に成果は出ない。結果は3位でした。写真はその戦利品。子どもが大喜び。優勝は僕の前で踊っていた女性。いや彼女はうまかった。2位は2005年に優勝した人だったと 思う(僕はその年4位)。この夏祭り,URの団地の改修で来年は同じように開催するのが難しいのだそうだ。ちょっと残念。僕は団地の住民ではないけれど, 残念ですねぇ。
さ,明日は祝日だけど,ウチの学校はふつうに授業。明日からまた始まります。

2009年7月18日土曜日

ギネス公認

 アンパンマンが世界記録に公認された模様ですね。まぁ,あれだけキャラがいればな。キャラ1768体が公認されてギネスに載るそうですよ。しかし,アンパンマンのキャラは実際は2000体以上いるはずだが.....記事によると,「建物などを除く1768体が公認」とあるから,いくつか認められないものもあったんだ。ギネスの人(って誰か知らないけど)は全部検証したわけですか....アンパンマンのキャラを。「これはOK。」「あかちゃんバイキンマンはバイキンマンと一緒だからダメ。」とかいいながら.....そう思うとおかしいな。まぁ,どうでもいいな。ウチの子供に話しても,まずギネスが何かから説明しなくちゃいかんし。
さて,富士吉田で1泊しまして,今日は朝から移動して,勝沼で桃狩りを楽しみました。その後,家路に着きました。実は今日と明日は,ウチの近所にある団地で夏祭りがあるということで,家に着くやいなや子供を浴衣に着替えさせてお祭りへ。ウチの子供たちは太鼓なんかを見るのが大好きで,前の保育園の先生が所属している太鼓チームの演奏を見られて満足そうでした。子供の保育園の友達やその家族も数多く来ていましたが,親は飲んだくれてるし,子供は盆踊りとかそっちのけで,かくれんぼ..... ウチの上の娘がかくれんぼ上手なのはいいけれど,暗闇で草やぶとかにしっかりと隠れるので,大人でも探すのに一苦労。一緒に遊んでいた子供たちが諦めて,大人も含めて大捜索大会に.....あぶねーからやめてよ。結局,走り回って遊ぶ子供たちの監視係みたいな感じになり,30分くらい4~5人の子供を追い回す羽目に.....いや,疲れた。明日仕事でなくてよかった。

2009年7月17日金曜日

うらめしや

 今日は,お休み(休日出勤の振替)をいただき,子供を連れて富士急ハイランドに来ました。ヨメと子供の念願だったもんで....ただ,曇り時々雨,というビミョーな天気予報の上,自宅を出るときにはしっかりと雨が降っていたので,どうなることかなぁ?という危惧はありましたが......現地に着くと,やはり雨。1泊する予定なので,今日入るか,明日にするか究極の選択でしたが,子供にブレーキがかからなかったこともあり,結局入ることに。
しかし,雨のため,水系以外の屋外アトラクションはほぼ運休中。しかし,昼頃になって,なんとか雨があがり,僕が子供を連れてトーマスだのポケモンだのと回っている間に,ヨメはFUJIYAMAを堪能してきた模様。その後,嫁と交代して,今度は僕がFUJIYAMA制覇のため列に並ぶも,あと16人のところで強風のため運休......うらめしや当日のみの入場整理券。平日に休みを取った祟り??
それでも閉園の17:00まで,動いているものを乗りつないで,親子ともども遊び倒しました。その後,河口湖に近い富士桜高原麦酒のビアレストラン・SYLVANSへ。ここのビールは何度も飲んだことがあるけれど,聖地訪問は初めてです。ヴァイツェンと,燻製モルトを使用したラオホなんかが特徴的で美味い。子供が寝てしまったのだが,フロアスタッフが毛布を持ってきてくれるなど,行き届いた心遣いもニクイ。夜もいいけれど,晴れた昼間に庭園を見ながら飲むビールなんてのもよさそうなスポットでした。
夜はハイランド近くの某ビジネスホテルの和室に宿泊。ここは格安の上,温泉と居酒屋を併設していて,宿泊者はスリッパのまま温泉にも居酒屋にも行ける。まぁ,居酒屋は今日は行かないわけですが。温泉は新しいうえ,露天もあってなかなか良い。規模は小さいけど,これなら教員10人くらいで合宿するのなら十分行けるなぁ,なんてことを思ったりしました :-P

2009年7月16日木曜日

くず拾い

といってもタトウィーンで壊れたドロイドを拾ったりしているわけではない。
今日は午後から,ウチのクラスを含む3クラスで校内一斉清掃を行いました。年間でクラスごとに1回清掃を分担することになっているわけです。僕は学生数名と一緒に学校の門を出て外の歩道のゴミ拾いをしたというわけ。いや,しかし,いろんなものが落ちてんね。煙草の吸殻が一番多いけど,驚いたものが二つ。
一つは駅伝大会の立て看。実行委員会と高尾警察署の連名になっているやつ。2月とか書いてあるから,間違いなく回収漏れしたものが草むらにひそんでいたと思われる。子ども(またはウチの学生??)が破壊したのを隠してあったのか,それとも単純に回収漏れしたものが放置されていたのか知らないけれど,まぁ,今となっては立派な廃棄物。
もう一つは,こなごなになった紙屑。これ,ノートの切れ端と思われました。罫線が入っているし,そこに鉛筆で何か書いてある。どうやら手紙をこなごなに破いたものらしい。しかも,ちょっとここで書くのははばかられるんだが,内容が生々しい。まぁ,断片的だから何とも言えないけれど。ラブレターではないな。どっちかっていうと復讐の手紙みたいな......こわ......
今日は炎天下の作業だったので,予定の45分間のところを30分で切り上げて終了。30分間でも拾ったゴミの量はかなりのもの。こういう体験すると,道端でポイ捨てするような学生にはなってくれないと思うのだが,ウチの学生さんたちはどう思ったんでしょうねぇ。結局,お姫様のホログラフィーが出てくるようなゴミは拾えませんでした。あるかい,そんなもん。

2009年7月15日水曜日

友達の輪?

今日はいろいろなことを考えさせられました。
きっかけは,夕方からある他学科の先生と飲んでいて,「最近の学生は押しが弱い」という話になったこと。確かに最近の学生は押しが弱い。こっちがひるんでも「俺はこれがやりたいんだ,なんとかしてくれ」という感じの学生が少ない。個人的には,先日アポなし談判に来てくれた「デザセン」を目指す学生なんかは頼もしいし,こっちも応援してやろうという気持ちになる。一方で,僕がやっているSPHERE TOKYOプロジェクトでイベントを企画して学生を集めても,トンと人が集まりゃしない。まぁ,こっちの企画力に問題があるのかもしれないが,垂らした餌にもっと学生が食いついてもいいと思うんだよね。
そういうときでないとできないホンネトークとかあるわけだし,学科とか授業を持っているクラスの学生だけでなく,いろんな人と知り合いたいとこっちはおもっているわけだ。どうもそういう積極性が最近の学生には欠けているような気がしてならない。自分の好みとか趣向を外に出すことを恐れているような気さえするわけよね。こっちは恥をしのんでさらけ出しているわけだけれど。
やって後悔してもそれは後でいくらでも笑い話になる。だけど,やらずに公開するのはいつまでもじくじくと自分の中で煮詰まって終わりだ。それでいいのか??少しでも興味があったら,恥ずかしがらずにそれを外に表明してみようよ。僕らはそれを求めているし,それによって君らが失うものは何もないはずだ。むしろ,人と人のネットワークが広がって,メリットを得ることの方が多いはず。性格的に難しい人もいるだろうけど,勇気を出して殻を破ってみると,新しい世界が広がるかもよ。
そんな学生,僕は待っています。声をかけてよね。詳しくは教室の掲示を見ること。以上!!
....というわけで,今日は思わせぶりなメッセージで終わり。

2009年7月10日金曜日

生きててよかった

 今日は東京ドームにやってきました。野球,ではなくて,Simon & Garfunke の来日公演です。さすがに年齢層は高め。僕でおそらく平均以下だと思います。
僕が彼らの曲を意識して聞くようになったのは,高校生の頃,ちょうどPaul Simonの名盤 "Graceland" に出会ったのがきっかけです。正確には,その前にも何度も曲は聴いていたし,映画「卒業」もテレビでだったとは思うけど,何度か見ていた。ただ,自分でレコード(当時はね)買って,という感じではありませんでした。しかし, Graceland の衝撃はすごかった。何だ,このサウンドは??何だこの言葉の洪水は???という感じで, You Can Call Me Al とか, Diamonds on the Soles of Her Shoes とか,詞の力に圧倒された記憶があります。中でも僕の心をとらえたのは,アルバムの最後を飾る All Around the World or the Myth of Fingerprints という曲です。これって何だ???とその言葉の解読に心を奪われましたね。そこからさかのぼって,Paul Simon のアルバムを聴くようになり,たとえば,Me and Julio Down by the Schoolyard なんかが僕の心をとらえたわけです。
詞が印象的,という意味では,例えば90年代に入って Belle and Sebastian なんかの CD を聞いた時も「おっ!」と思いはしたけれど,言葉の威力というか,深み,という意味では,少なくとも僕の中では Paul Simon にはかないませんでしたね。で,その後, S&G の作品もさかのぼって聞くようになったというわけ。学生のときには新宿の中古レコード店で Paul Simon が Simon & Garfunkel として活動していた最中にイギリスで録音したソロアルバム "Paul Simon Songbook" のアナログ盤を見つけ,結構なお値段で購入しました。その店にはこのアルバムが2枚置いてあって,一枚は音質の良いオリジナル盤(イギリス番),もう一枚は少し傷が多いけれど,アメリカ盤で,オリジナルのイギリス盤とはジャケット写真が裏焼きになっているという珍品でした。どっちを買おうか迷ったけれど,どうせなら珍しい方をと思って裏焼きの方を買いました。傷があるとは言え,珍しい方を,というのがファン心理だったのかも。その後,この Songbook は日本でもCDが発売されました。これも我が家にあるけれど,なぜかCDのジャケット写真は僕の持っている米国盤と同じ「裏焼き」なんですよね???何で???どうせならオリジナル盤にしてくれればよかったのに。というわけで,我が家には Songbook のオリジナルジャケットのものはなかったりするのであります(どうでもいい話だ)。
で,今日のコンサートです。Old Friend ツアーと銘打たれたステージ,1曲目はもちろん Old Friendsからしっとりと始まりました。で,この路線でしばらく行くのかと思いきや,2曲目で以外にも A Hazy Shade of Winter なんてのを持ってきて,少しボルテージを上げるあたりが憎い。その後,I am a Rock,America などおなじみの曲が続き,ポールとアートがそれぞれのソロを3曲ずつ挟んだり, Mrs.Robinson のときには映画「卒業」のフッテージが流れる演出なんかがあったりして,メインステージは約1時間半後, Bridge over Troubled Water で幕。その後,2回のアンコールで The Sound of Silence, Boxer, Leaves That Are Green, Cecilia を演奏して約2時間のステージが終了しました。2人も満足そうだったが,こちらも大満足。年齢も年齢なので,ちょっとアートの高音がくすみ気味だったのと,2人ともかなり皺くちゃだったけれどね。
いや,しかし,生きているうちにライブを見られるとは思っていなかったので,今回は本当によかった。生きているうちにってのは,僕がって意味ではなく,彼らがって意味ね。もちろん,まだ生死を問うような年齢ではないのだけれど,再結成してツアーで来日するようなことがあるとは想像していなかった。本当によかったです。

2009年7月9日木曜日

ライブ告知

今日,1年生の「工学基礎演習」という授業で「情報リテラシー」の講義をしました。1年生5クラスで同時に同じ授業を行うということで,1年担任団で情報工学科の僕が教材(スライド)を作って,各担当の先生に各クラスで一斉にやってもらったというわけ。別に僕は情報工学科といってもリテラシーの専門家ではないけど。
「工学基礎演習」というのは,普段は物理とか化学の問題演習をしているんですが,今年から1年に1度,この「情報リテラシー」をやろうということで準備をしてきたわけです。ホント,いろんな仕事してる。で,「情報リテラシー」ってなんやねん?と。実は僕もよく把握していなかった。ただ,一般的には,コンピュータやネットを使った「読み書きソロバン」のことを指すみたいです。しかし,今回の授業は情報倫理とかエチケットとか,コンピュータやネットを安全に利用するための心構えとかルール,そういうものをまとめて話すことになりました。最初に簡単なクイズを解いてもらって,その回答を解説するという形式で授業を進めました。いろいろ自分の体験談なんかを交えながら。
まぁ,どうですかね。学生はどう思ったんだろ。アンケートで感想なんかを書いてもらうことになったので,反応が楽しみです。真面目に書いてね。思ったことをね。
こういう授業は話術が要求されるよね。だって,スライド観てるだけってつまらんもんね。ポイントポイントで笑いもとらないと。いや,学校の先生って大変だわ。って人ごとかよ!
僕は学校の先生って落語家みたいなもんだと思うんですよね。いや,学校の先生にもいろいろ仕事があるけど,授業をするときって意味ではね。一所懸命ネタを考えて,高いところ(教壇)に上って話をするわけでしょ?古典も話せば新作も語る。客席(教室)の反応を見ながら,アドリブも利かせる。あ,落語っていうより単なるお笑い???でも,きちんと古典を話せなくちゃいけないって意味では落語だと思うんですよね。僕は授業のときは白衣を着るので,これが衣装だし,夏になると暑いのでセンスとタオルを持っていくので,これもなんか落語家っぽい。
今,ウチの学校は授業参観週間というのをやっていて,今週と来週は,先生どうしがお互いの授業を見に行くという取組をやっています。いつ誰の授業をアポなしで見に行ってもかまわないというものです。えー,このページを見ている先生がどのくらいいるのかはわかりませんが(あんまりいないかな?),次の僕のライブは来週火曜の朝イチです。情報工学科4年の「情報数学2」で,ガロア拡大体の応用として,線形帰還シフトレジスタを用いた乱数(M系列)生成の話をします。数学の授業で工学的な応用の話を丸々1時間かけてするなんてのは高専ならではですね。ぜひおいでませ。
あ,月曜の3・4限にも小規模ライブがありました。これは専攻科対象の受講者4人の路上ライブみたいなものです。もし気が向いたらどうぞ ;)

2009年7月8日水曜日

悩ましい

♪気絶するほど......古っ。
えー,今日はちょっと研究の話をしようと思います。論文にまとめようと思ったが,うまくいかなかったもんで。ボヤきにぴったり。ここしばらくずっと考えていた問題がありました。最初は学生が発見したんですがね。
数年前から僕が研究しているものに完全相補系列という符号系列(+1 と-1が並んだ数字の列だと思ってください。)での話です。こういう系列で相関特性が良いものというのは携帯電話なんかに応用すると性能が向上すると考えられています。相関特性というのは,系列どうしの類似度みたいなもので,同じ系列をぴったり重ねたときだけ最大値を取って,それ以外,たとえば,同じ系列を少しだけずらしたときとか,違う系列を重ねたときとかはできるだけ小さい値,理想的にはゼロになるといいというものです。完全相補系列というのは,いくつかの系列の相関関数の和を取ると理想的な相関特性を示す系列の一種です。
で,ウチの学生が見つけた問題というのは,一番小さい完全相補系列,長さが4の系列が全部で4個あるものですが,その4個の系列をある順序で並べて長さが16の系列を2つ作ります。そいつらを周期的に繰り返した系列を考える。そうすると,その2つの無限周期系列の周期自己相関関数の和を取ると,周期16で最大値を取り,それ以外は0になるという性質があることがわかりました。こういう系列を周期相補系列と言います。長さ4の完全相補系列から周期16の周期相補系列を作ることができるってわけです。
僕はこの問題を一般化して,長さがnの完全相補系列から長い周期の周期相補系列を作ることができないか,しばらく考えていた。また,学生曰く,長さ4のとき以外にいろいろな可能性を試してみたが駄目だった,というので,本当にダメなのか,証明しようとしてきたわけです。
で,おとといくらいに,証明しようと奮闘しようとして,長さがnの2乗の完全相補系列をn×n個並べて周期がnの4乗の周期相補系列ができるんじゃないかと思い立ちました。きちんとした証明はしていないが,なんとなくうまくいきそうだったので,確かめてみたら.......ダメでした。直感的にはうまくいくとおもったんだけどなぁ。やっぱり長さが4のときしか成り立たない話なのか,あるいは別の一般化の方法があるのか,また考え直す必要があるようです。
ここしばらく,応用っぽい研究ばかりしてきたので,こういう数学っぽいネタは新鮮で良いですね。こんなのに歓びを見つけてしまうから,数学の某先生に「隠れ数学科」なんて言われるのかもしれません。僕は数学の研究者ではなく,単なるエンドユーザなんですけどね。
いやぁ,でもこの問題は今年のうちに何とか解決したいなぁ。とりあえず夏休みの宿題にしよ。あ,夏休みは教科書書くのに忙しいのかなぁ???? いや,研究もするど!!!
ホント,悩ましい。ま,何かいい感じの悩みですけどね。

2009年7月5日日曜日

担任から保護者・学生のみなさんへ

今日は1年生の合同保護者懇談会とクラス懇談会がありました。今回の主旨は,入学して3ヶ月経ったクラスの様子を伝えることと,1ヶ月前に行われた前期中間試験の結果について全体的な傾向と,結果を受けて今後の対策,というか,担任として取り組むこと,各家庭にお願いしたいことなどを話しました。出席していただいた保護者の皆様,ありがとうございました。ほとんどの学生の保護者の方が参加していただき,また,終了後に何人かの方からは個別の相談を受けたりして,学生の家での様子なども少し把握できました。
懇談会でも話しましたが,試験の結果を見てショックを受けた学生や保護者の方もいると思いますが,入学して2ヶ月間の学習の結果,力試しの結果としてとらえてほしいと思います。結果が良かった学生も悪かった学生もこれで一喜一憂するのではなく、これを受けて,これからどう努力しようか,それを考えることが重要だと思います。これから努力すればそれは必ず結果に反映されるだろうし,怠ければそれがそのまま結果に表れてくるはずです。1年生のこの時期に難しいとは思いますが,この学校に入って,自分が何をしたいのか,将来どんなことをやってみたいのか,目標を定めることで,勉強をするモチベーションも上がってくるのだと思います。担任としても夏休みなどの期間を使って,学生個人の高専での5年間の目標,また卒業後の目標や夢について,学生と保護者の方で話し合いながら考えていただけるような仕掛けを用意して行こうと思います。親子の対話のきっかけにもなるでしょうし,学生がどういう意識で学校生活を送るのか,再度考えるきっかけにもなると思います。担任としても,学生たちの意欲を引き出したり,学生どうしのかかわり合いやクラス全体の雰囲気を良くするようなアイディアをいろいろ練っていこうと思います。各ご家庭でも学生との会話を増やすなど,いろいろと考えてみていただけると助かります。
保護者の皆様におかれましては,何か疑問に感じたことや学生を見ていてお気づきのことがありましたら是非ご連絡,ご相談ください。我々も,学生の変化に気づいたことがありましたら,個別または全体的な連絡手段を用いてお知らせしていきたいと思います。また,クラスで起こった出来事や全体的な様子につきましてもこのページやクラスのWebページなどを利用してお伝えしていきたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。
最後に学生諸君へ。君たちの年代は親と何かを話し合ったり,真面目に相談したりするのが照れもあったりしてなかなかできないこともあると思います。それでも,親や担任であるわれわれの話を聞いて,それを自分の中で消化し,自分の考えと突き合わせて考える力のある学生,自分の考えを説明しながら人と話し合い,考えを整理できる学生は,勉強にしろ,それ以外の力にしろ,素直に伸びていくことのできる学生だと思います。頑固に意固地に考えることが必ずしも悪いことではないけれど,時々大人の話を聞くことは,新しい発見があったり,自分の考えの再確認することがあったりして,良いことがあると思います。難しいことだけれど,スポンジのような吸収力,柔軟性を持ちながら,自分自身のやりたいことや考え方を少しずつ自分の中で大きく育てていって欲しいと思います。以上。

2009年7月4日土曜日

撃沈

 今日は午前中,上の子が予防接種に行き,そのまま近くの育児施設の七夕運動会とかいう行事に参加。僕は仕事もあるので,昼で帰ってきたけれど,子供たちは3時近くまで遊んでいました。今晩はヨメが飲み会で不在。上の子供の保育園で同じクラスの母親だけが集まった飲み会だって......ちょっとコワ....何話してんだろ???......それはさておき,今日は僕と子供たちだけで晩ご飯です。ちょいめんどうだったし,ヨメがいないので,子供たちもよく食べる食事にしようと思い,鉄板焼きに。昼のうちに味付きの肉を買っておいたのが正解。こういうとき,子供に野菜を食べさせようと思うとひと工夫必要なんだが,今日はスライスしたじゃがいもとニンジンをレンジでチンして,表面を少しだけ焼いて食べさせる方式。芋もニンジンもまぁ好きなのでこれならいけるだろうと。で,ニンジンは写真のように飾り切り。これで完璧! まぁまぁ食べました。ついでにキュウリに味噌マヨネーズをつけて出してやったら,下のボウズはかなり気に入ったようで,ご執心。まぁ,何かディップして食うのが好きなんだよね。夕方のうちに子供は風呂に入れてしまったので,もうあとは寝るだけ。この時点で夜7時.....ヨメの飲み会まだ始まってないし....
食事後は,子供たちが「おじさんのテレビ見るー」というので,録画してあったBS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」を観る。最近なんでか知らないけど,ウチの子供たちはこれが好きなんだよね。酒飲み???「ここ行きたいー!」とか「電車に乗ってくの??」とか言ってます。いやはや手ごわい。行かねぇって。しかし今日はよっぽど疲れていたのか,上の姉ちゃんが番組の途中で撃沈。下のボウズはまだ起きてて,会津若松の酒場「ぼろ蔵」の美人女将を指差し「このお姉ちゃん見てから寝るんだよー」とか言って最後まで観てました。その後少しぐずぐずしてたが,間もなく撃沈。8時過ぎには二人とも静かになりました。
ゆっくり後片付けなどして,久しぶりに静かでゆったりした夜を過ごしました。

2009年7月3日金曜日

収穫

 今日の午後,学科の建物周辺の草刈りをしました。学科にホームルームのあるクラスから学生を出して定期的に行なっている学科行事です。今日は情報工学科の3年生が担当。天気は曇りで涼しく,過ごしやすかったので,作業もはかどりました。何か学生が静かで黙々と作業していたのが意外だったけど。いつもはもう少しテンション高いけどなぁ。ごらんのとおり,学科の前はすっかりキレイになりました。刈った草の量は目分量でざっと80キロでしょうか?大袋が約25キロ,小袋(中袋?)が15キロ......くらいだと思います(ホンマかいな?)。
やっぱりきれいになると気持ちいいね。これは教室の掃除でもそうだね。キレイになると気持ちがいいもんだ。ウチの学校では,定期的に教室の清掃状況がボランティア学生らによってチェックされているんですが,先日の見回りではウチのクラスは満点でした。ただ,ちょっと採点が甘かったんですかね?よくよく見ると,満点はちょっとなぁ....てな感じだったけど。まぁ,それでも満点取ったっていう事実は,それはそれで学生にも励みになるでしょ。また満点取れるように,掃除もキチンとやりましょう。今までは週2回だけ教室の掃除をやっていたけれど,原則として毎日やるというのが学校の方針なので,来週から毎日掃除をしようと思います。というわけで,ウチのクラスの学生諸君,来週から掃除当番表が新しくなるので,注意すること!
さて,そんなこんなで,草刈りやら掃除やら,そんな話ばかりしてきましたが,今日はうれしいニュースが飛び込んできました。電気通信大学の名誉教授で,情報理論とその応用学会(SITA)の元会長・韓太舜先生が,Claude E. Shannon Awardを受賞したとのこと。Shannon Awardは,過去の受賞者が示すとおり,情報理論の世界では最も権威ある賞で,日本の研究者としては史上2人目の快挙ということです(1人目は嵩忠雄先生)。僕が教員としてのキャリアをスタートさせたのが電気通信大学の韓・長岡研究室で,一応研究室の末席を汚していたわけで,助手として4年と5ヶ月間お世話になりましたが,この期間に韓先生からは本当に多くのことを学びました。研究室のスタッフ側にいたわけだけれど,研究テーマを変えた時期でもあって,学生同様,いろいろ教わることの方が多かったような気がします。研究の面でも,それ以外のことでも。そしてこの期間に得たもの,学んだこと,知り合った人々,そのすべてが今の自分を支えていると思うので,この期間は自分の人生にとって本当にかけがえのないものであったと思えます。今,自分が情報理論の世界で生きていけるのもこの時代があったからこそというより他ありません。そういう意味でも今回の受賞は本当にうれしく思います。韓先生,本当におめでとうございます!

2009年7月1日水曜日

京王線

通勤に使っている京王線はよく遅れる。5分くらいの遅延は日常茶飯事である。JR北海道に勤めている友人が,ダイヤが45秒でも遅れると始末書もので,先輩社員の不始末をかぶってバター飴で買収されたという話があったが,京王でそんなことがあったら,そりゃもう大変だろう。
今朝はひどかった。いつもは7:53に高幡不動駅を出る電車に乗って,途中の北野駅で一度乗り換え,めじろ台で8:08に降りると,学校には8:20くらいに着く。8:40からホームルームがあってもこれで十分間に合う。本当は7:48高幡不動発の各駅に乗れると乗り換えなしで行けるのだが,朝子供を保育園に連れて行くので,子供のゴネ方ひとつで時間に余裕のあるときとないときがある。こればっかりは交通事故みたいなものでどうしようもない。
というわけで,今朝も7:53の電車に乗るべく駅へ行ったら,車両点検があったとかで,駅に電車が入ってきたのが15分遅れの8:10少し前くらい。この時点で早くても学校到着が8:35になる。やばいという気がしてきた。いつもは北野の駅で乗り換えの電車が待っているのだが,8:20前くらいに北野に着いたものの乗り換えの電車はすでに発った後でいない。次の電車は定刻8:24発だというが,15分遅れているので,だいたいここに着くのが8:40くらい。これじゃいくらなんでも間に合わない。
で,一緒に担任をしているGatesさんに緊急のメールを出して朝のHRを代わってもらい,学生課にも京王線が乱れている旨のメールを出す。人身事故などで遅れる場合には授業が休講になるケースもあるのだが,今日はならないらしい。いくら待ってもメールの返事は来ず,学校のメールを携帯でチェックしても時間割の調整だとか遅刻者の対応に関する連絡は一切入らない。まぁ,どうにもならないので,8:40過ぎに到着した電車に乗り換え,学校の最寄駅である狭間に8:50少し前に着いた。授業が始まる時間だ。それから急いで学校に行き,自室へ行く途中に学生課に寄ったが,京王のホームページでは15分程度の遅れだということで特に対応は取らないという。
とんでもない。1本1本の電車は15分遅れかもしれないが,乗継電車の配慮がされていなければ今日のように30分以上遅れるわけだ。今日の僕の場合,15分の遅れと公式に言われている状況で,職場到着が40分近く遅れているわけだ。あり得ない。
んんん,やはり共働きの子育て世代には朝のHRとか朝1限の授業とか無理だ。こういうときには対応できない。今日も授業開始は10分以上遅れました。しかも不可抗力。もっと早く家を出ろと言われても無理。子どもを置き去りにするわけにもいかない。やっぱり給料減ってもいいから短時間勤務とかいう制度がないもんだろうか???大体,本科の授業3科目が全部朝イチってどういうわけだ?教務に嫌われてんのかな???朝イチの授業は本科と専攻科を合わせても高々週に155コマ。教員が80人いるとしても一人当たりの平均は2コマに満たない。朝イチコマ数超過手当とかないわけ???
いやぁ,久々にボヤきを炸裂させました。というわけで今日朝イチの授業だったクラスの学生諸君,こういう事情なので許してちょーだい。心の準備もできずに授業に臨んだので,本当は話さなければならなかったことを1個だけ飛ばしてしまいました(「マルチパスフェーディング」ね)。これは来週必ずやります。いやぁ,しかしあと10分早く家を出るために,わが子を虐待することは僕にはできません。今でも虐待まがいの対応で首根っこ捕まえて保育園まで連れて行っているというのに......悩ましい問題です。