2009年12月31日木曜日

良いお年を

今年も今日一日で終わりです。今年は忙しかったなぁ。移動も多かったしなぁ。その疲れが出たのか,この2日くらい体調がすぐれません。それでいて,昨日呑みに行ったりしたもんだから最悪だったりします。年明けからまた出張なので,一度体と頭をリセットしなくちゃなぁ,と思いますね。
出張と言えば,6日からのハワイ。米国便は全身スキャナーをするそうだ。まぁ,別にどーでもいいと言えば,いいわけだが,そこまでするかね? やっぱアメリカは行きたくない国ナンバーワンであることに変わりはないよね。一応,今年も終わりだから最後くらいボヤいといた方がいいかな? なんてことでボヤいてみました。
皆様,良いお年をお迎えください。

2009年12月28日月曜日

散髪

今日は,髪を切りに行きました。学生時代,札幌に住んでいたときによく行っていた床屋に行きました。東京に移り住んでからは,実家に帰省しても髪を切りに行くなんてことはなかったと思うので,約13年ぶりにこのお店に足を運んだことになると思います。懐かしかったですね。あちらも顔に見覚えがあったようで,最初変な空気が流れていたけど,僕の方から実は13年ぶりなんだと言う話をしたら,「やっぱりそうでしたか」みたいな話になりました。覚えているもんなんですね。

2009年12月27日日曜日

Deja vu?

今日は飛行機飛びました。無事札幌に着きましたよ。残念ながらポケモンジェットじゃなかったけど。どーでもいーか。
最近,飛行機の移動のときには,録画したドラマや映画などをDVDに焼いて,PCで見たりしています。小1時間くらいは見られるからね。今日も見ました。NHKで放映されていたドラマ「外事警察」の最終話。これ見てて,最後の方でなんか見たことのある建物が出てきた。あれ?これ何だっけ??って,ちょっと考えたら思い出した。今年のプロコン会場の「かずさアカデミア」でした。
このブログをご覧の高専プロコン関係者のみなさん,よろしかったらご覧ください。「外事警察」第6話の43分35秒くらいからほんの3秒(!)くらいの間,テロ対策国際会議会場の設定で「かずさアカデミア」の全景が俯瞰で見られます。1月10日(日)12:00からNHK-BSハイビジョンで全6話を再放送するそうです。ということは,1月10日(日)の17:18くらいじゃないかと思います。まぁ,一瞬だし,見たからと言ってどうってことはないんだけどね。

2009年12月26日土曜日

Uターン

 えー,恐れていたことが現実になりました。ボクを乗せた羽田発札幌行ANA071便(写真)は札幌・新千歳空港の上空で1時間以上旋回した結果,滑走路の路面凍結が解決されず,羽田へ引き返してしまいました。何とか明日の早朝7:00の便を予約し,羽田の近くに1泊することにしました。
羽田を発つときには,悪天候の場合,羽田に戻るか,あるいは函館空港に着陸,と聞いていました。どっちかっていうと,函館の方がよかったなぁ。JRで札幌まで移動できるしなぁ。新鮮なイカが喰えるしなぁ。蒲田で呑むより,函館で呑む方が魅力的だよなぁ。うらめしや,うらめしや。明日は早いから寝なくちゃ。
今のBGMは今日空港に行く前に新宿のTOWER RECORDSで買ったボブ・ディランのクリスマス・アルバム"Christmas in the Heart"でした。

仕事納め

ITリーダー育成キャンプ最終日は,オリンピックセンターから新宿にあるマイクロソフト本社に移動して学生たちの3日間の総まとめ,ファイナルプレゼンテーションです。学生のプレゼンに先立って,東大の中山浩太郎さんによる講演がありました。彼は,Imagine Cup日本大会で3年連続優勝経験のある方で,今はImagine Cup日本大会の審査委員,今年は世界大会の審査委員もされているという方です。学生時代の経験などもお話していただき,学生には刺激になったんじゃなかろうかと思います。
昨日までの小林先生のレクチャーも受けて,学生たちのファイナル・プレゼンテーションは格段にレベルアップしていましたね。ここまで上達すると,こちらとしてはもっともっとと高度な注文をつけたくなるくらいです。いやぁ,成長が早いのに驚きました。
さて,今日はこれが終了したら夕方の便で札幌に移動するわけですが,札幌は悪天候とのことで,飛行機が飛ぶかどうか心配です。できれば早めに空港に向かいたいですね。

2009年12月25日金曜日

ブートキャンプ

ITリーダー育成キャンプの2日目です。今日は午前中,弓削商船高専の長尾先生によるプロジェクトマネジメント講座,午後は昨日に引き続き,プレゼンテーションスキルの特訓で,学生たちは鍛えられています。昨日,今日とプレゼンテーション講座の講師を務めてくださっているのが,マネジメント・トレーニング・スペシャリストの小林美枝子さん。企業などでコミュニケーションスキルやプレゼンテーションなどのトレーニングプログラムやセミナーを実践されている方です。今日の午後は,短いインターバルをはさみながら,1時から6時まで5時間,学生たちはゲーム的要素を取り入れたプログラムでプレゼンテーションの特訓を受けました。さながらブートキャンプ。
プレゼンテーションと言えば,教育GPのSPHERE TOKYOプロジェクトでも,学生に英語のプレゼンテーションをさせる,という取組みをしているわけですが,英語に関するアドバイスはネイティブの先生などからしてもらえるとして,プレゼンテーションのノウハウを専門家からアドバイス,という機会はなかなか作れずにいました。例えば,聴衆とのコミュニケーションの取り方,アイコンタクト,コンテンツに合った身振り,プレゼンするときの姿勢,などなど。これまではせいぜい,我々教員や外部からのゲスト講師が好きなことをコメントする程度でしたからね。プロジェクトの3年目は,東京高専版の英語プレゼンテーションスキル教材(テキスト)を作るところまでを想定していたので,SPHEREでも,小林先生あたりに来てもらって学生に特訓してもらう,っていうのもありかなぁ?なんてことを思いました。小林先生にちょっと話してみたら,スケジュールさえ,合えば,ってなことをおっしゃってくださったので,今後のプロジェクトの方針として少し考えてもいいかもなぁ,なんて思いましたね。来年度は僕は1年間いないので,SPHERE TOKYOプロジェクトにもあまり貢献できないから,このくらいのセットアップはしてもいいかな?なんてことを考えながら今日一日,学生たちの奮闘ぶりを見ていました。

2009年12月24日木曜日

飲食禁止?

えー,今日から3日間,オリンピックセンターITリーダー育成キャンプです。今日は午後からオリエンテーションとプレゼンテーションスキルのレクチャーが行なわれました。我々運営メンバーは後ろから見守る形。学生たちと一緒に我々もセンターに宿泊です。ここは部屋での飲食が原則禁止。しかし,部屋に入ると冷蔵庫はあるし,ティーサーバーもある。湯呑みも置いてある。????お茶くらいは呑んでも可ってこと??あ,「のむ」の字が違った。もとい,お茶くらいは飲んでも可ってこと??(いかに普段「呑」の字を使ってるかってことだな。)まぁ,世の中には計り知れない謎があるってことですね。明日は丸一日研修,明後日は午前で終了なので,明日が正念場です。全国の高専から13名の学生が参加しています。できれば全員といろいろな話をして帰りたいですね。では,また明日。

2009年12月23日水曜日

旅支度

さて,明日から代々木のオリンピックセンター高専機構マイクロソフトが主催するIT共同教育のITリーダーズキャンプというのに参加するため泊まりで出張です。僕はこのプロジェクトの運営メンバーでもあります。毎度のことながらいろんな仕事してるなぁと思います。ヨメと子供たちは明日24日の夜の便で札幌の実家に一足早く帰省です。僕は,24日~26日がこの合宿,で26日の夕方の便で札幌行きです。札幌から東京に戻るのが1月5日。で,僕は翌6日からハワイに出張です。というわけで,代々木→札幌→ハワイの荷造りを今日まとめてやっているというわけです。毎度毎度強行軍だなぁと思いますね。
札幌から東京に戻ってハワイに発つまでは一度家に戻って寝られるわけですが,冬の北海道ですからね。空の便が乱れないとも限らない。最悪,5日に帰れずに6日に帰京なんて可能性もないとは言えない。そうなると家に戻らず,成田に直行なんてケースも考えられます。最悪の場合ね。この場合,飛行機のeチケットなどは電子ファイルで持っているから何とかなるし,パスポートだけあれば後はお金が解決してくれるので,代々木の合宿にもなぜかパスポートだけは持っていくという間抜け具合.....ナニ人だよ。
まぁ,長旅といっても,実家でゆったりする時間があるから,そこで英気を養うとしましょう。でも,心に余裕がないなぁ。

2009年12月21日月曜日

家族の肖像

えー,先週の金曜日,SPHERE TOKYOのクリスマス・パーティーがありました。この日はウチのヨメも月に1度の平日休みの日で,子供たちも保育園を休んでいたので,夕方,パーティーに参加するため,学校へ行きました。外国人講師と学生たちの中に幼児が2人混じっているのはなかなか絵として面白かったですが,子供たちもお菓子やプレゼントをもらえてなかなか楽しかった様子です。遊んでくれた学生諸君,ありがとう。ちなみにこの日の様子はSPHERE TOKYO公式サイトで公開するとの連絡を今日,受けました。興味ある人は探してみては?すぐ見つかると思うけど。

2009年12月20日日曜日

日参

 昨日,サレジオ高専に行きました。数年前からウチの学校とサレジオ高専との間で「創学環」という学生,教員,卒業生が一体となっていろいろなことを学ぶ取り組みを行なっていて,その一環で行なわれた研究会に出席するためです。サレジオ高専に行くために多摩センターで乗り換えをしました。多摩センター駅前のパルテノン大通りはこの時期,イルミネーションがきれいなのですが,まだ日も高かったので,あぁ,やっているなぁ,という感じでした。
さて,今日は,別の集まりで東工大に行きました。6月に福岡であった研究会と同じプロジェクトDEX-SMIのチュートリアルを聞きに行ったわけです。夕方にこれが終了し,そのまま帰宅したのですが,子供と姪っ子のクリスマスプレゼントを買わねばならず,まぁ,いろいろ事情もあって今日もまた多摩センターで乗り換えて帰りました。東工大から我が家に帰るには通常多摩センターは経由しないのですが,買い物するために迂回して多摩センターに立ち寄ったわけ。今日は夜7時近くにここに降り立ったので,イルミネーションがきれいでしたよ。写真はこの時の様子。
しかし,週末の2日間,多摩センターに日参するとは。

2009年12月17日木曜日

子供手当

子供手当に不穏な空気が流れている。所得制限を加えるとか加えないとか。所得制限は絶対反対!
なんでって?実は今も児童手当というのがあって,小学校就学前だと一人当たり月5000円が支給されています。ところが,今年からウチにはこの手当が出なくなりました。というのは,住んでいる日野市の所得制限を2000円オーバーしたから。この通知が来たときは目が丸くなりましたね。そんなに給料もらっているわけじゃないのに,所得制限に引っ掛かったなんてさ。しかも2000円って。大目に見てよ。同じような不幸を招かないためにも所得制限には絶対反対!

2009年12月14日月曜日

午後出勤

ウチの子供たちが土曜日あたりからどうも風邪気味だったのですが,今朝は上の娘が熱があり,二人とも保育園を休みました。ヨメは朝から仕事,今,ヨメのお母さんが来ているのですが,午前中は病院に行くということで,午前中はボクが休んで家にいて子供と遊んでました。熱があるって言ってもいたって元気なんだよね。まぁ,だから余計タチが悪いと言おうか.....
たまたま今日は授業もなく,夕方会議が2つ(!)あるだけだったので(あるだけ...とは良く言ったもんだが),午前中休んでも特に支障はなく良かったですけど。
お義母さんが昼過ぎに帰ってきたので,そこで交代して出勤。とはいうものの,会議までの間には2時間ちょいしか仕事する時間がなく,明日の授業の準備でほぼ使い果たしてしまった。仕事たまってるのになぁ。

2009年12月13日日曜日

二日酔い

いやぁ,昨日ちょっと飲みすぎまして.....今日はかなりつらいです。この状態で学校説明会です。中学生と保護者が研究室を訪れますが,僕は説明に立ち会えなかったです。夜になっても抜けない.....こんなん久々です。とほほ。

2009年12月10日木曜日

訪問者たち

 今日は,いろいろな訪問者が我が研究室にやってきました。
まずは,佐世保高専の川崎先生。教育GPで国際化の活動をやっていらっしゃるとかで,ウチの学校のSphete Tokyoの話を聞きたいということで,僕を訪ねてきてくれました。Sphereの話をいろいろした後,Sphere Tokyoの部屋(図書館のリスニングルーム)を視察して帰って行かれました。
次は,2年前の卒業生のK君。ちょうどボクが4年5年と2年間担任をして進路指導をしたクラスの一人です。彼は楽器製造に関わりたいという強い思いがあり,その関連の専門学校に進みました。こういう進路は過去にも例がなかったし,その年の卒業生の中でも異例中の異例だったので,僕も心配していたんですが,就職が決まったということで報告に来てくれました。こうやって学生が遊びに来てくれるのはうれしいですね。まぁ,就職が決まったと言っても,個人でやっている楽器工房に行くことが決まったということで,安定収入が保証されているわけではないということですが,本人には職人になるという強い意志があるみたいだから,どうせなら,その道を極めてほしいと思いますね。10年は修行が必要らしいが,将来的には自分の工房を持てるようになってほしいと思います。
最後は,人ではなく,モノです。東北芸術工科大学デザセン事務局から,10月のデザイン選手権の賞状やら副賞やらが届きました。写真は送られてきた毎日新聞社賞の盾です。僕の顔が亡霊写真みたいに写っていますが,それは御愛嬌。デザセンは学生に頼まれて指導教員になったけど,高専の他のコンテストと違って新鮮でしたね。アイディアがキモだけど,高専の強みを活かしてアイディアをモノの形にするところまでやったら,可能性を感じますね。なんか,学生だけではなくこっちもクセになりそうな魅力があります。来年は僕はいないから,指導はできないけど,帰ってきたらまた関わりたいですね。

2009年12月9日水曜日

29年前の昨日

29年前の昨日,12月8日,ジョン・レノンが亡くなりました。まぁ,日本時間なら今日ってことになるね。ボクは当時小学校6年生でした。その頃はビートルズにも特に思い入れはなかったので,新聞記事で読んで知った程度。しかし,衝撃は受けました。しかし,その衝撃は思い入れが強ければ強いほど大きいだろう。僕自身も,今年,忌野氏やトノバンの死についてここで書いたけれど,病気や自殺よりもジョンの場合はやっぱり衝撃が大きい。射殺だもんね。
ボクが学生時代,英会話学校に通っていたころ,仲の良かった英会話講師にゴードン君という人がいます。彼は映画マニアで音楽マニア。そしてビールマニア。ボクがベルギービールを知ったのは,何を隠そう,彼の彼女がベルギー人だったことに由来する。英会話学校では自由会話のクラスがあって,ある曜日はCDを聴きながら音楽について語り倒すという企画クラスがありました。最初はゴードンがCDを持ってきたのだが,そのうちに僕も持ってきたりして,最初は受講者が5~6人いたんだけど,だんだんマニアックになって最後は僕とゴードンだけになったっけ。Steely DanとかTom PettyとかGreatful Deadとか聴いたなぁ。こうやって列挙すると別にマニアックじゃないけどな。音楽ではなく,それに伴うトークがマニアックだったんだな,きっと。Walter Beckerのソロアルバムは聴いたことなかったけど,彼のこのクラスで聴いて,その足でタワーレコードに買いに行ったもんなぁ。ブルガリアのクラリネット奏者 Ivo Papazovを教えてくれたのも彼だった。
あぁ,そんなことはどうでもいいや。そのゴードン。彼はジョンが死んだとき,ライブのチケットを買うために並んでいたそうだ。何のチケットかって? ジョンのライブのチケットだったそうだ。ジョンが当時ライブを予定していたかどうかは知らないし,この話はゴードンの作り話の可能性も高いのだが,彼にしてもそれだけ衝撃を受けたということを伝えたかったのだろうと思います。
今,ゴードン,どこで何してんだろうなぁ。まぁ,このブログ読むようなことはないと思うけどなぁ。
Gordon, if you find this blog and you remember me, please let me know where and what you were doing when John was shot on Dec. 8, 1980. I'd like to know whether what you told me was truth or not.

2009年12月7日月曜日

家事オヤジ

今日はヨメが友達と食事をして帰ってくるというので,ボクが子供を保育園に迎えに行き,夕食の支度です。今日は,昨日スーパーで買ってきた「かすべ」の煮付と小松菜の煮びたし,それになめこの味噌汁です。和食ですなぁ。ボクが作ると,どうしてもそれだけでは済まず,居酒屋風メニューが追加される。今日は鶏皮せんべい。鶏皮を油をひかずにフライパンでじっくり弱火で焼き,カリカリにします。子どもも大好き。
かすべは子供たちも食べましたね。骨離れがいいし,身もつるんとしてて食べやすいし。軟骨魚なので,ボクは骨もコリコリといただきました。小松菜の煮びたしは上の娘の大好物。これだと青菜を食べてくれるから,我が家では頻度が高い。
居酒屋で思い出したが,先週,「吉田類の酒場放浪記」でウチの隣の駅,京王線「南平」駅前のやきとり屋「よっちゃん」が出ていた。今日,帰りの電車の中で,向かいに座っていた高尾山帰りと思われるおばちゃん4人衆が,南平に着いたところで,「こないだやってたでしょ」「ここ、ここ」「よっちゃん、よっちゃん」「そうそう」などと話していた (^^; 地元の名店か?? 酒場放浪記見てんのか?? まぁ,いいや。そんなに言うなら一度攻略せねばなるまい。ちょっと子連れでは行きづらいけどね。

2009年12月5日土曜日

発芽

 家に帰ったら,先日植えたワイルドストロベリーの芽が出ていました。ぽやぽやと。ちゃんと実がなればいいけど。

2009年12月4日金曜日

アリベデルチ山口

 さて,懸案の座長も無事終了しまして,SITA2009は幕を閉じました。帰りの飛行機は夜の便なので,まるまる半日あります。せっかくだから山口市内を見て回ろうと思います。昨日の懇親会で実行委員長の柳先生は「中原中也記念館」「サビエル記念聖堂」「五重塔」「雪舟庭」の4つは必見だと話していましたが,僕にとっては,これら以外にも行かなければならないところがあります。
ブルワリー。山口は意外にも地ビール王国だったりするわけ。とりわけ,山口市内にある鳴滝ブルワリーはモンドセレクションで入賞していたりするし,なんと言っても湯田温泉から路線バス1本で行ける! というわけで,座長をしたセッションが終わった15分後にはブルワリー目指してバスに乗っていました。湯田温泉通バス停から山口駅を経由して約35分,鳴滝バス停で下車し,さらに坂を上ること10分のところにそのブルワリーはありました。山を切り開いたようなところに南フランスを思わせる庭園と建物(写真上)が......ブルワリー併設のレストランは「サン・レミ・ド・プロヴァンス」というらしいですわ。フランス??
メニューを見ると,パスタとかピザとか書いてあるな....プロヴァンス??? ビールはピルスナー(チェコorドイツ起源),ヴァイツェン(ドイツ起源),ペールエール(イギリス起源),スタウト(イギリス起源).....プロヴァンスゥ??? と店の設定自体にはちょっと疑問もありましたが,酒と料理はGoodでした。ビールに関しては,個人的にはヴァイツェンにせよ,ペールエールにせよ,スタウトにせよ,もう少しクセ,というか個性があってもいいかな??と思う感じでしたが,一般的にはこのくらいの方が受けるのかもしれませんね。ペールエールはもう少し香りも苦味も強くていいと思うけどなぁ。スタウトはモンドセレクション金賞の名のとおり,香ばしい香りと重たいボディ,しっかりとした苦味が感じられて,4種の中では一番個性を発揮していたかな?とは思います。
さて,食事と酒を楽しんだ後,まだしばらく時間があったので,山口駅までバスで戻り,歩いて行ける距離にあるサビエル記念聖堂へ行きました(写真中)。ここは別にザビエルが立てたわけではなく,ザビエルが山口を訪れてから400年を記念して戦後の1952年に建てられたもので,1991年に一度火事で消失し,1998年に再度建てられたものらしいです。というわけで建ってから11年ということで,まぁ,新しい建物でした。もうちょっと歴史を感じさせるものをイメージしていたのでちょっと拍子抜け....礼拝堂の音響はBOSEのスピーカーだったし....ただ,1階にあるクリスチャン記念館という資料館はザビエルの足跡やキリシタンの様子が垣間見られてそれなりに見ごたえがありました。
というわけで,今年2度目の山口訪問も無事に終わりました。次はいつ来るかわからないけど。サビエル聖堂から山口駅への帰り道,商店街でゆるキャラ発見(写真下)。「しんまちくん」って.....何がモチーフか今イチ伝わってこないし.....
とにもかくにも,さよなら山口,ありがとう山口。

無事終了?

SITA2009の3日目です。てか,もう日が明けてしまったけど。今日(木曜日のつもりです)は僕とウチの学生の発表がありました。僕のトークはまぁ,小ネタだったので良いとして,ウチの学生の発表は....専門的に近い人が多かったせいか,質問もたくさん出まして,まぁ,本人には教育的だったんじゃないですかね?? 研究発表をしたという意味でも,このシンポジウムの雰囲気を味わったという意味でも,いい経験になったことと思います。質問対応という意味では,もう少し打たれ強いと思ってたんだけどなぁ... >> T
今日は懇親会もあり,そこでもいろいろな人と話ができて良かったですね。今回,僕の発表は符号系列生成に関する内容,学生が話した内容は通信方式に関する内容だったわけですが,今,自分が一番力を入れようと思っていることは,系列を情報ハイディングの分野に応用するという研究です。電子透かしとかステガノグラフィとか。ちょうどSITAに来る前,情報ハイディング研究会に出席して,ここでも,一般講演やワークショップで電子透かしの話なんかを聞いて,いろいろな情報を仕入れるととともに,自分自身の考えを整理することができて,この一週間は非常に充実していました。この一週間に仕入れたことと自分が考えたことは整理して学生にも伝えようと思いますね。来週か再来週に研究室でセミナーをやりますかね。いつもは学生にしゃべらせるけど,次回は僕がしゃべりますか。
自分のトークが終わったら,シンポジウムが終わりのような気がしているけれど,明日の最終日,最終セッションで座長をするんだった.....まだ,発表論文に目を通してないや。ぶっつけ本番でもいいかな?だめかな?

2009年12月2日水曜日

月とダダ

ボクの好きなロックバンドにエレファントカシマシというのがあります。彼らのデビューが1988年。ちょうどボクが大学に入った年で。彼らの音を初めて聴いたのは,大学に入る前,ちょうど入試のころだと記憶しています。彼らの音楽の特徴は低音がしっかり主張したロックンロールにヴォーカル宮本浩次(ひろじ。「こうじ」と読む同姓同名のミュージシャンもいて紛らわしい。)のがなり声,そして彼が紡ぐ独特の詞と言えましょう。ダダイズムの影響を色濃くたたえた,ときおり厭世的とも言える詞。その言葉の洪水はデビューアルバムから2枚目,3枚目のアルバムとエスカレートしていき,4枚目の『生活』はその極北と言えましょう。収録曲は,「凡人」「偶成」「遁生」など。およそロックの曲名とは思えない。このアルバムは,賛否両論ありましたが,ボクは大好きで,「偶成」なんて聞きながら泣きましたからね。あんな経験なかなかないね。20世紀の名曲です。まぁ,当時はまったく売れなかったわけで,当時から20年来聴き続けている身としては,今そこそこ売れているのが信じ難くはあるわけだけれど,音楽性も微妙に変化してきたしね。
宮本浩次は太宰治の影響を受けていることはたびたび口にしているけれど,中原中也あたりの影響もあるのだと思います。記憶違いだったら困るが,何かで彼自身もそんなことを言っていたのではなかったろうか?確かに,エレカシの曲にも月をモチーフにしたものが多い。「月と歩いた」とか「月の夜」とか「月夜の散歩」とか...中也の詩にも月がたびたび出てきます。意識はしていないのだろうけれども,イメージの源流にはあるのかなぁ?という気がしますね。
で,なんでこんな話をしているかというと,湯田温泉は中也の出身地。街中には彼の歌碑もいくつか立っているし(写真上),SITA2009会場のホテルかめ福から歩いてすぐのところに中原中也記念館というのがあります(写真中)。僕自身も中也の詩には興味があるので,今日の午後,シンポジウムを抜け出して散歩がてら行ってきました。中では,彼の短歌や詩を堪能できるだけではなく,彼の兄弟や子供の死といったパーソナルな出来事が作品に与えた影響などもわかりやすく解説されていました。ゆっくり見ていたら 1時間半以上かかりました。発表用のスライド作ることなんてすっかり忘れていました (^^;
さて,ここ湯田温泉は白狐が見つけた湯ということで,白狐がマスコットキャラになっています。一番下の写真は駅前にある巨大な白狐です。中也記念館の2階には湯田温泉の歴史に関する展示もあり,そこには白狐が発見した説と,坊さんが見つけた説があるってことでしたが,まぁ,これらも含めて諸説あるそうです。てか,全部作り話じゃん?って疑惑はあるわけですが,そこに触れるのはご法度ですね。ロマンだもんね。

2009年12月1日火曜日

師は風呂

 今日から12月です。早いですね。今日は新山口から湯田温泉に移動です。写真は新山口のホームにあった時刻表。味があるね。
午前中は情報理論研究専門委員会,午後は,情報理論研究会で若手のための講演会でした。若手って言っても,ホントの若手は少なくて,ボク前後の若手もどきが多いと思っていたら,講演者からも「若手と思いたい人」とかいうツッコミが...(^^;
なにはともあれ,今日から4日間,ここ湯田温泉でSITA2009が開催されます。シンポジウムのプログラムを見たら,ウチのヨメと入社同期の人の名前が。僕も会ったことあるので,ひょっとしたら来てるのかも,と思ったら,本人は来ていないようでした。残念。途中抜けてぶらぶら散歩でもしようと思うけど,発表の準備もしなくちゃ...あぁ,風呂にも入らねば...