2009年7月5日日曜日

担任から保護者・学生のみなさんへ

今日は1年生の合同保護者懇談会とクラス懇談会がありました。今回の主旨は,入学して3ヶ月経ったクラスの様子を伝えることと,1ヶ月前に行われた前期中間試験の結果について全体的な傾向と,結果を受けて今後の対策,というか,担任として取り組むこと,各家庭にお願いしたいことなどを話しました。出席していただいた保護者の皆様,ありがとうございました。ほとんどの学生の保護者の方が参加していただき,また,終了後に何人かの方からは個別の相談を受けたりして,学生の家での様子なども少し把握できました。
懇談会でも話しましたが,試験の結果を見てショックを受けた学生や保護者の方もいると思いますが,入学して2ヶ月間の学習の結果,力試しの結果としてとらえてほしいと思います。結果が良かった学生も悪かった学生もこれで一喜一憂するのではなく、これを受けて,これからどう努力しようか,それを考えることが重要だと思います。これから努力すればそれは必ず結果に反映されるだろうし,怠ければそれがそのまま結果に表れてくるはずです。1年生のこの時期に難しいとは思いますが,この学校に入って,自分が何をしたいのか,将来どんなことをやってみたいのか,目標を定めることで,勉強をするモチベーションも上がってくるのだと思います。担任としても夏休みなどの期間を使って,学生個人の高専での5年間の目標,また卒業後の目標や夢について,学生と保護者の方で話し合いながら考えていただけるような仕掛けを用意して行こうと思います。親子の対話のきっかけにもなるでしょうし,学生がどういう意識で学校生活を送るのか,再度考えるきっかけにもなると思います。担任としても,学生たちの意欲を引き出したり,学生どうしのかかわり合いやクラス全体の雰囲気を良くするようなアイディアをいろいろ練っていこうと思います。各ご家庭でも学生との会話を増やすなど,いろいろと考えてみていただけると助かります。
保護者の皆様におかれましては,何か疑問に感じたことや学生を見ていてお気づきのことがありましたら是非ご連絡,ご相談ください。我々も,学生の変化に気づいたことがありましたら,個別または全体的な連絡手段を用いてお知らせしていきたいと思います。また,クラスで起こった出来事や全体的な様子につきましてもこのページやクラスのWebページなどを利用してお伝えしていきたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。
最後に学生諸君へ。君たちの年代は親と何かを話し合ったり,真面目に相談したりするのが照れもあったりしてなかなかできないこともあると思います。それでも,親や担任であるわれわれの話を聞いて,それを自分の中で消化し,自分の考えと突き合わせて考える力のある学生,自分の考えを説明しながら人と話し合い,考えを整理できる学生は,勉強にしろ,それ以外の力にしろ,素直に伸びていくことのできる学生だと思います。頑固に意固地に考えることが必ずしも悪いことではないけれど,時々大人の話を聞くことは,新しい発見があったり,自分の考えの再確認することがあったりして,良いことがあると思います。難しいことだけれど,スポンジのような吸収力,柔軟性を持ちながら,自分自身のやりたいことや考え方を少しずつ自分の中で大きく育てていって欲しいと思います。以上。

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