あ,12時を回ってしまった。えー,まだ7月23日のつもりです。
今日から関西学院大学梅田キャンパスにて,電子情報通信学会の情報理論研究会が行なわれています。今日は昼間に研究専門委員会なる会議もありました。今日の研究会の最後は,台湾のChi-Chao Chao 先生のGolay系列や完全相補系列に関する招待講演でした。Chao先生は10月の福岡のIWSDA'09にも参加してくれるようで,主催者側としてはありがたいことだと思っています。
今回の講演の話はReed-Muller符号からGolay系列や完全相補系列,またそれらの相関特性を少し犠牲にしたバージョンの準Golay系列や準完全相補系列を生成するというような話題でした。今後の課題として,同じようにReed-Muller符号から周期相補系列を作れないか,というような話題もリストアップされていましたが,これは僕が最近チャレンジしてうまくいかなかった話にすごく近い!先日,完全相補系列から周期相補系列が作れるかと思ったがうまくいかなかった,という話を書きましたが,もしこれが実現できたら, Reed-Muller符号から完全相補系列ができるのだから,周期相補系列も作れることになります。で,懇親会に向かう道すがら,Chao先生に話してみました。最近,すごく系列長が短い場合に,完全相補系列から周期相補系列を生成できる例を見つけたが,なかなか一般化できない,というようなことを話しかけてみたら,彼もよくわからないという。知っている人ならかなり明白な話なのかなぁ,と思っていたのですが,そうでもないのかな?ということはやっぱりチャレンジする価値のある研究テーマなんだろうか??ま,ちょっとこの夏はこの問題についてもう少し深く考えてみて,自分なりの見解を出したいと思っています。
明日はウチの学生の発表です。どうなるかな??
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