2015年11月9日月曜日

自主練

昨日は定期的に開催しているビアジャッジング勉強会でした。

ほぼ月1回を目標に、ビアジャッジの資格を持っている方、ブルワーの方を対象にジャッジングのスキル向上やビアスタイルの理解を目的に行なっている自主勉強会です。なんとなく僕が幹事みたいな事をやっている。

いつもは東京都内の開催が多いのですが、今回は初の横浜開催でした。

参加者はだいたい10名前後ということが多いのですが、今回は7名とやや少なめ。
ただ、開催2日前になって、いわて蔵ビールの醸造長、後藤孝紀さんが遠路はるばるいらっしゃるということになりました(なんと日帰り!)。というわけで7名の内訳はジャッジ資格保有者が僕を含めて6名、それにブルワーが1名。

今回はテイスティングする銘柄もいつもとは少し毛色を変えました。
いつもはいくつかのビアスタイルについて1スタイル1銘柄ずつ、なんてことが多いのですが、今回のお題はピルスナー縛り。7銘柄のテイスティングでボヘミアンピルスナーが3銘柄、ジャーマンピルスナーが4銘柄。なかなか硬派な内容だったと思います。

今回テイスティング使用した銘柄は以下の通り。


  • Pilsner Urquell(チェコ)
  • 箕面ビール ピルスナー(日本)
  • エチゴビール ピルスナー(日本)
  • Jever Pilsner(ドイツ)
  • Rothaus Tannenzäpfle(ドイツ)
  • 富士桜高原麦酒 ピルス(日本)
  • Holgate Pilsner(オーストラリア)

テイスティングとその後の意見交換で1銘柄あたり20〜30分かけて行なうんですが、参加者のジャッジ経験も様々だし、今回はブルワーさんもいらっしゃるということで、とても貴重な議論ができたと思います。醸造する立場からのコメントを聞けることもさることながら、審査会で審査する側と審査結果を受け取る側で考えをシャアする場でもあったわけで、普段の勉強会よりもある意味濃密だったかもしれません。お題も濃かったしね。

そういうわけで、時々、ブルワーさんにも参加してもらえると意義深いし楽しいなぁ、と思っています。

孝紀さん、今回はありがとうございました!また機会があれば是非お願いします。

また、普段はジャッジ資格保有者とブルワーのみを対象にしていますが、たま〜に、ジャッジを目指したいという方も含めた会を企画することもあります。そんな時は何らかの方法で告知します。

さて、12月はどうするかな?


2015年9月23日水曜日

次の国へ

さてさて,17日にインドから帰国して,自宅に1泊,12時間ほどの自宅滞在を経て18日は朝から出勤,学科会議を含む幾つかのタスクをこなして,この日から横浜に4泊

18日の夜はビールと料理のマリアージュを楽しむイベント Le Beau Mariage
19日と20日は横浜大さん橋ホールで行なわれた国際的なビールの審査会 International Beer Cup 2015で審査委員長代理を務めました。今回は審査全体のマネジメントや調停,時間調整などをしなくてはならず,実際の審査テーブルにはつけなかったものの,海外のジャッジたちとも久々に再会できました。ちなみに審査結果はこちらでご覧いただけます。

インドからの旅の疲れがたまったのか,審査会での慣れないタスクのせいか,土日はちょっと体調がすぐれませんでしたが,21日にはなんとか回復。
21日からは同じく大さん橋ホールで開催されたビアフェス横浜2015 でボランティアをさせていただきました。いつもは最終日まで,今回の場合は23日までお手伝いさせていただくところなんですが,今年はそうはいかなかった。23日からオーストラリアはアデレードで開催される国際会議 IIHMSP 2015に参加するため移動しなくてはならなかったわけです。24日の朝には自分の発表があるので,どうしても22日には出国しなければならない。

というわけで,ボランティアは22日の昼までで失礼させていただき,約1年ぶりのオーストラリアへと旅立ちました。今回はQantas航空が比較的安く手配できたので,ブリスベン経由でアデレードへ。

ブリスベンは国際線ターミナルと国内線ターミナルが離れているにもかかわらず,トランジットが90分しかなかったので,少し短くて微妙かなぁ?とは危惧していたんだけれど,悪い予感は的中。入国審査はe-パスポートでセルフサービスなので大したことないんだが,税関が長蛇の列で何重にもトグロを巻いている (-o-;;;

ということで,見事,予定していたアデレードへの接続便には乗れませんでした
とりあえず税関を抜けた後,ターミナル間移動のバスに乗り,国内線ターミナルに向かい,Customer Service で事情を話すと,すぐに振り換え便を用意してくれた。一応,すぐ次のアデレードへのQantas便を用意してもらったんだが,乗るはずだった便が8:30発,アサインされた便が11:55発ということで3時間近く空港で待たされる羽目になった。

ま,いろいろ忙しいよりはいいけどね。リラックスしてゆっくり時間を過ごすことにしました。

それに振り換えてもらった便の座席は窓側の席だったのだが,深夜便で疲れて眠いだろうからと,窓から3列分を押さえてくれた (^^ ここの3つの席は自由に使っていいからと。寝れってことか?ま,実際に横になるかどうかはともかくとして,横に人がいて窮屈なのよりははるかに楽だな。

ということで,今日から約1週間のオーストラリア滞在が始まりました。

まだ,目的地には着いてないんだけれど…

2015年9月16日水曜日

バンガロールでビアクロール

ってほどは呑み歩いてないけれど,記録のために書いておく。

バンガロールにもブルーパブが何軒かあるということで,せっかくなので足を運んでみた。有力な情報筋から,僕が滞在している Indian Institute of Science に比較的近いところにある District 6 と街の中心部に近い Toit というところがクオリティも安定しているという情報を得たので,そこに照準を定めて行ってみた。

まず,District 6


新しくできた Orion Mall というショッピングモールのあるエリア,Sheraton Grand Bangalore Hotel at Brigate Gateway の下に入っている。ここは,ジャーマンスタイルのビールを作っているブルーパブ。ということで,レギュラーで出しているのは6銘柄。

  • Liberator(ペールラガー)
  • The Chief (ヴァイツェン)
  • The Guru (ボック)
  • Dark Lord (ダークラガー)
  • Smoking Konig (ラオホ)
  • Radler (ラードラー)

上の写真は Dark Lord。色味ほど,チョコレートやコーヒーの香りは強くなく,カラメル香の方がやや強めなので,実際にはシュバルツとデュンケルの間くらいかな?という印象。今回はボックではなくて,ヴァイツェンボックがあったので,それもいただいてみた。こちらは,豊かな泡と麦芽の甘み,しっかりとしたボディが楽しめた。

バンガロールはインドのシリコンバレーと言われるほどIT産業が盛んな街なのだが,District 6 に入店すると名簿に記名させられて,会社名を書けと言われた。そう言われても困るので滞在先の大学名(IISc)を書いておいたのだが,ちらっと上の方の欄を見てみると「Amazon」って書いている客が多かった。さもありなん。

ドイツビールも美味しいのだが,インドに来たからにはかつての宗主国であるイギリスのビールも呑みたいよね。特にその名前の由来にもなった IPA (India Pale Ale)なんて呑みたいよね,ということでもう1軒めも訪ねてみた。

中途半端にしか開通していないバンガロールのメトロ。中心街に近い Mahatma Gandhi Road 駅から3駅目の Indiranagar 駅で下車して3分ほど歩いたところにあるのが Toitというブルーパブ。


ここにありました,ありました,IPA。


個人的には IPAは疲れちゃうんで最近ちょっと敬遠気味なのだが,ここのは呑みやすかった。度数は 5.2% ということで,IPAとしては下限ぎりぎりに近い。ホップも一応,カスケードをメインに使っているようなことを書いてあったけれど,アメリカンIPAという印象はなく,英国伝統のハーバルな香りを感じ取ることができた。いわゆる「英国品種以外を上手に使って同様の結果を得る」ってやつかな?と思う。

ここのビールはバラエティに富んでいて,次の6銘柄が主力。
  • Toit Weiss(ヘーフェヴァイツェン)
  • Tin Tin Toit(ベルジャンホワイト)
  • Basmati Blonde(ブロンドエール)
  • Colonial Toit(インディア・ペールエール)
  • Toit Red(アイリッシュ・レッドエール)
  • Dark Knight(アイリッシュ・ドライスタウト)
IPAだけでなく他のも試してみたいよね。でも全部はきついよね,と思ったら,サンプラーがあるということなので,それをオーダー。


6種類全部来るのかと思ったら,ブロンドとレッドエールは品切れということで,ベルジャンホワイトとIPAが2杯ずつ入ってやってきた。サーブする前に聞いてくれよ,こちとら既にIPA呑んでんだよ!と思ったが,ま,いっかと思って受け取る。

ホワイトとヴァイツェンは,まずまずという感じだったけれど,スタウトは美味かったねぇ。


クリーミーな泡と滑らかな口当たり,強い苦味と軽い酸味。これをパイントで貰えば良かったなぁ,と思ってしまった。

この2軒の他にも Windmills,Arbor Brewing Company,The Biere Clubなんていうところもあるらしい。今回は時間的な制約もあり,2軒しか回れなかったけれど,いつか機会が…あるかなぁ?

ちなみに,どちらの店にもビール以外にウイスキーも載っていたりして,特にDistrict 6にはハイランドとかアイラといったスコッチウイスキーに混じって1銘柄だけ Armut というシングルモルトのインディアンウイスキーがあったのだが,残念ながら品切れということでありつけなかった。でも多分日本でもあるところにはあるよね。

なんか,宿題もらった気分が残ったなぁ。


2015年9月15日火曜日

異文化の香り

さてさて,今回初めてのインド訪問です。
とは言っても,バンガロールなので初心者にはそれなりに易しいはず,と思っていた。

確かに全体的にはそんな感じがする。

…が,いろいろ突っ込みどころは少なくない。

今回,Indian Institute of Science (IISc) の Centenary Visitors House という宿泊施設に滞在している。見た感じは悪くない。


キャンパスの中も緑が多くて,ちょっと思ってたインドの感じと違う。ま,大学のキャンパスの中だしね。


だが,自分の部屋に入ろうとした時にまず小さな衝撃


部屋の鍵が南京錠

シャワーは,お湯も一応出るみたいだし,トイレまで水浸しになることをあらかじめ想定しておけば許容範囲。


この程度は,昔旧東欧のスロバキアの大学施設に泊まった時とも似たような感じだったと思う。

ちなみに部屋に冷蔵庫はないが,テレビはあった。と思ったら,アンテナ線がつながっていなくてアウト。ま,特に見ないからいいけど。

そんなこんなで会議の会場で登録をすませると,おびただしい量の参加者キットが配布された。ちょっと広げてみるとこんな感じ。


カンファレンスバッグやネームタグ,ノート,ペン,地図,USBのプロシーディングスなんかはいつもの話。ただ,いろんな会議に出たことあるけれど,トイレットペーパーや虫よけクリーム,ノーマット蚊取り器的なものが配られたのは初めて。傘も初めてかな?

ま,正直言って,石鹸とか,水2リットル,電源アダプタとかはありがたい。この辺,衝撃は受けたけれど,現地受け入れ側のホスピタリティを感じずにはいられない。実際,使えるしね。そういえば中国で珍味詰め合わせもらったこともあったけどな。アレは要らなかったな。

で,問題はこの蚊取り器。パッケージにはこんなこと書いてある。


キルズ・デング・モスキート……いるのかよ。確かに蚊は結構飛んでるし,既に何ヶ所か刺された (^^;;; ま,蚊の行動範囲内に感染者がいなければ問題ないよね?なんて思うが,しかしなぁ。日本だとこの表記はないよねぇ。でもとりあえず速攻で部屋のコンセントに装着しましたよ。虫よけも塗った塗った (^^;;;

というわけで,初日からいろんな意味で楽しんでおります。

1日で既にカレーはかなり食ったけどね。


2015年9月13日日曜日

旅人

さて,何だかここ数年,毎年のことなのだが,9月はやたら移動が多い。
というわけで,今月いっぱい,ほぼ旅人です。
というか,先週の木曜から旅人って言えば旅人だったんだけどね。

先週,9/10(木)・11(金)と名古屋へ出張でした。で,自宅に2泊した後,今日からまた移動。

まず,今日 9/13(日)から 9/17(木)まで,インドに行ってきます。
行き先はバンガロール(今はベンガルールと言うのか?)。
国際会議 IWSDA'15 に出席します。
これは研究発表もあるけれど,なんていうか,立場上,行かねばならぬ感じ。

で,17日の夜に自宅に1泊した後,18日は朝から職場に出ていくつか仕事。
この日の夜からは横浜に4泊。
横浜だと通えないことはないんだけどね。移動時間も長いもんでね。
ここからは本業の方ではない予定が数日続く。

9/18(金) Le Beau Mariage 2015
9/19(土)・20(日) International Beer Cup (IBC) 2015
9/21(月)・9/22(火) ビアフェス横浜2015

という感じ。ちなみに,IBC 2015 でも英語でのプレゼン(?) が待っているらしい。
それと,横浜のビアフェスは21〜23日の3日間なのだが,今回は22日の夕方には移動を始めなくてはならないため,22日の昼の回までしかお手伝いできない。すいません。

で,9/22 からはオーストラリアへの出張。9/23(水)〜25(金)とアデレードで開かれる国際会議 IIHMSP 2015 でプレゼン。26(土) にメルボルンに移動して,週明けの 28(月)・29(火)とメルボルン大で研究打ち合わせという日程。メルボルンは昨年10月の ISITA2014 以来なので,約11ヶ月ぶりの帰省ですかね?

で,東京に帰ってくるのが9/30(水)という予定で,10/1(木)から普通に出勤します。

というわけで,約半月の間に4都市に移動し,英語でのプレゼンが全部で4回(たぶん)ある。その準備もしないばならん。

結構ハードなスケジュールなので,体調管理には気をつけないとね。
特にインドはね。


2015年9月1日火曜日

ご報告

1ヶ月くらい前に,背部痛,胸部痛があって,検査を受けました。
胸部X線や尿検査では異常がなかったけれども,心電図で不整脈の兆候があったので,
血液検査をするとともに,丸一日ホルター心電図とかいうのを装着して検査しました。

で,今日,循環器の医師から検査結果を聞きに病院へ行って来ました。

結果ですが,特に異常なし

検査時の24時間の心拍数は92000回ほどで,そのうち,異常な波形が出ているのが1000回
くらいあるにはあるらしいのだが,血液検査の結果なども合わせても,例えば,狭心症や心筋梗塞などの疑いは見られないとのこと。

強いて言えば,血圧が少し高めということだが,これは普段から自分でも意識していること。医者からは

ストレスとかありますかぁ?

なんて聞かれたけれど,

何を今さら

…というわけで,職場の皆様,僕にこれ以上のストレスはかけないようにお願いします。
こう見えて,意外とあちこち痛んでるのよ。

定期検診などで経過観察すればいいでしょうということだったので,まぁ,ひと安心。
その後,特に自覚症状はなかったし,今年は11月にドック受ける予定だしね。

ま,いずれにせよ,自分の身体と向き合うという意味ではいいきっかけではありました。

皆様,いろいろご心配をおかけしました。

最後に念のため,もう一度。

無用なストレスはかけないでね!

まぁ,だからといって仕事減らしてくれるほど甘くはないだろうけどさ…


2015年8月26日水曜日

かくも長き不在

2ヶ月も更新してなかったんですね。すみませんね。
書きたくても書けないこともありましたしね。
書きたくても書けない時もありましたしね。

さてさて,今,出張で仙台に来ています。
実は仙台では,学生時代の後輩がコーヒー店を始めました。
KURIYA COFFEE ROASTERS というお店です。


原料の生豆とその自家焙煎,そして抽出方法にまでこだわったマジメなお店です。



誰かの結婚式か何かで顔を合わせて以来,数年ぶりの再会でしたが,その間に彼が仕事辞めてこういう店を始めるとは,時が過ぎ行く早さを感じずにはいられない。

向こうに言わせれば,僕も知らないうちにビールの先生(?)になっていたという話だけれど。

積もる話はいろいろあるわけだけれど,やっぱりビールとコーヒーの類似点,違いみたいな話をできたのが一番の収穫。官能評価の方法,製法と香りの関係,フレーバーのバランスの話。この辺りの話,コーヒーだろうが,ビールだろうが,果てはワインだろうが,ウィスキーだろうが,基本的に考え方の方向性は非常に似ている。原料の違いや製法の違いで,細部がいろいろと違うという感じ。この辺の話ができたのが個人的には面白かったね。

さらには,初心者にも知りたいことが全部書いてあって,かつ客観的で公平に書かれているいい日本語の教科書がない,という点もコーヒーとビールの類似点かもしれない,などという話にもなりました。著者の主観が入っていたり,科学的かつ客観的な根拠が明確でないものは有象無象,数多あるわけだけれどね。地ビール協会ビアテイスターセミナーのテキストが,いわゆる一冊の読み物として成立していれば,まさにそれがストライクなんだけどねぇ,なんて話を他人事みたいに言ってみたり (^^;;;

そうそう,コーヒーをいただいたカップ(というかグラス)も面白かった。手で持っても熱くないように二重(ダブルウォール)になったグラス。透明だから,色もよくわかる。外側が少し段になっているのも持ちやすく設計されていると思いました。



ちょっと顔見せようと思ったつもりが,意外と話が面白くて刺激になりました。
今回,金曜日までいるから,もう一回くらい寄ってみようかな?

場所は地下鉄の北四番丁駅すぐそば。

ちなみにインターネット通販も始めたそうです。気になった方は覗いてみては?


2015年6月12日金曜日

◯◯コップ

今日から豚レバーの生食提供が禁止されるらしいですね。

個人的には,特別,レバ刺しに思い入れがあるわけでもないので,ちょっと残念だなぁ,とは思うけれど,世の中がひっくり返るほどの大事件だとは思っていない。

でもね,何か違うと思うのよね。

法で規制して違反者を処分しなければならないほどの問題かね?
消費者が自己責任で注意しましょう,じゃ,なぜダメなのか?
何を食べようが,その結果として生き延びようが,死のうが,消費者本人の問題。

生レバーを提供した飲食店がウィルス撒き散らして,大量殺人を企てたかのような言い方はどんなもんかね?(ま,そこまでは言ってないんだとは思うが。)

どうもこの国はとことん国民を管理するのが好きらしい。

こういう論理がエスカレートすると,体に悪いものはすべて規制するような話にもなりかねない。ま,元々親方日の丸が専売していた塩とかタバコは,いくら健康に害があると言ってもここまでの規制はされないのかもしれないけどさ。もし,国が昔からレバーを専売していたら,こうなっていただろうか?

話がそれそうになったので,ちょっと元に戻す。

ってことで,規制することで何が起こるか,近未来を夢想してみる。

都内のある路上。一人の男がタクシーを止める。
後部座席に乗った男は,運転手に札束を見せ,一言。

「これで,行ってくれるんだよな?」

「旦那,何のことですかい?どちらまで?」

「おかしいな。◯◯から,この車に乗るように言われたんだけどな。」

「そういうことですかい。先にもらっときますよ。」

運転手は金を受け取ると,車を出し,某ビルの前で停める。
車を降りた男は,ビルの地下室へと入っていく。
そこは,法で規制された猛毒「生レバー」を欲する者が夜な夜な集まる秘密クラブ。

入口には,大男が二人。男はこの二人にも札を見せながら,

「◯◯はいるか?」

大男のうち一人が,男を中へと案内する。
中は年季の入ったコの字カウンターがあり,ほぼ満席。
男はその一角に腰掛ける。

カウンターの中には,齢80も近いかという老婆がいて,男に尋ねる。

「おかえりなさい,旦那。何にしましょう?」

「牛レバ刺し,国産で。」

「かしこまりました。少々お待ちを」

しばらくして,男の前に一皿の生レバーが運ばれてくる。
それを一瞥した男は,懐から銃を取り出し,立ち上がる。

「警察だ!! 全員,手を頭の後ろに組め!」

そう,男は生食レバーを取り締まる警官「レバコップ」だったのだ。

なんつってね。

嫌な世の中だなぁ。

レバコップ.......河崎実カントクとかが映画化しないかな?

しないか......

2015年6月11日木曜日

ロウカ

走っちゃダメなやつじゃない。

最近,夜9時を迎える前に眠くなる。
そいでもって,そのまま寝てしまうとさすがに朝早く起きるもんで,4時とか,早い時だと3時半とかに目が覚めて,ひと仕事,なんちゅうこともある。

さすがに3時台とかにメールの返事を書いたりすると,まさか朝起きてから書いていると思わず,

徹夜ですか?

とか,

夜遅くまでお疲れさまです。

とか,返事をもらうことも少なくない。

そうでなくて,早寝早起きが行き過ぎてるだけなんだけどね。

自分の父親もこのタイプで,8時台とかにもう寝に入ったりするわけだけれども,血は争えないねぇ。

さすがにこないだウチのヨメですら,

そのおじいちゃんみたいな生活サイクル,何とかならない?

とか言い出す始末。

すいませんねぇ。でも,おじいちゃんって何だよ,おじいちゃんって。

ま,目もね,近くが見えないしね。ふんっ!!

朝早く起きて,ひと仕事ってのは,悪くないんだけど,あまりに早起きすぎて,朝7時頃,もっかい眠くなったりするんだよな。そりゃないよなぁ。

というわけで,このまま歳を重ねたら,どうなるんだろう??
なんて,いらん心配をし始める始末。

いかんですなぁ。


2015年6月4日木曜日

夏の生活スタイル

文科省からの通達で7月と8月は国家公務員が「夏の生活スタイル変革」を率先して実施し,朝型勤務の推進に取り組みなさいということだそうだよ。

てか,独法の職員はまだ国家公務員としての立場に縛られるのねってかね....ま,今さら何をか言わんやだが。

7月と8月は仕事の開始を1〜2時間早めることで,終業時刻も1〜2時間早め,さっさと家に帰って,家族や友人と有意義な時間を過ごしなさいと言うことらしい。

家族や友人ねえ。

よくわからないんだが,素朴な疑問として,全員が同じ時間帯だけ早い方向にシフトしたら,あんまり意味ないんじゃない?

時間帯をシフトするんじゃなく,夏は暑くて能率が上がらないから,勤務時間を短縮しようとか,もう仕事やめちゃえよ,だったら,すごく納得いくけどなぁ。

それに,ウチの場合もそうだけど,仮に僕だけ1時間早く帰ったって,子供は習い事なんかでいないし,ヨメも仕事から帰っていないから,結局,家では独りだよねぇ。独りでいるんだから家事やれよ,みたいな余計なプレッシャーが生じてかえってストレスフルになるような気もするようなしないようなさ....

ま,アレかね?さっさと家帰って呑んでれってことかね?

うーん,ソレは大歓迎 (^-^)

そもそも事の発端はアベちゃんが2月だかに

昼が長い夏は,朝早くから働き,
夕方からは家族や友人との時間を楽しむ。
夏の生活スタイルを変革する。

なんてことを言ったことにあるらしいんだが,一体,どんなライフスタイルを想定しているんだ??とーちゃんが一人働きに出ていて,妻子は家でそれを待ってるみたいな,昭和以前の化石みたいなライフスタイルをデフォルトだとでもあのオッサンは思ってるんじゃないだろうなぁ?わっかんねぇなぁ.....

ウチもそうだが,共働きで子供達も部活やら習い事やらで,昼間,お掃除ロボくん以外は誰も家にいないような家庭で,1時間早く帰って何が起こるっていうんだよ。溝にはまって戻れなくてウィーンウィーン言ってるロボ君を元に戻すくらいしかやることないっつうの。

やっぱり,1時間早くパブに行って呑み始めれってことなんだな。

ということで自己完結しました。


2015年4月29日水曜日

転居

えー,この度,転居いたしました。
転居といっても,前に住んでいたところから直線距離180m,
徒歩でも350mで4分(以上 Google map 調べ)という極近 (^^;;

ま,いい物件があったものでね。

ちなみに,郵便番号と電話番号は変わりません。
住所も◯丁目まで一緒で番地以下が微妙に変わるだけなので,
軽い間違い探し的な感じだったりします (^^;

しかし,まだダンボールの山です。
やらなければならないこともてんこ盛りです。
いろいろボヤきたいこともあります。

が,まずはお知らせまで。

さて,今日が勝負だ。
連休中に生活の基盤を整えなければ。

2015年4月6日月曜日

プロトコル

えー,年度が明けて初めての更新です。

実際にお会いした方には直接ボヤかせていただきましたが (^^;;; 今年から学科長という務めを引き受けることになりました。いろいろ抱えるものが大きくなりました。

というわけで,先週の金曜日,学科の学生全員を集めた学生集会で,いろいろ話をさせていただきました。学生諸君にとっては記憶に留めておいてほしい大事なことなので,ここにも残しておこうと思います。(こういうのもメディアミックスっていうんだろうか?)

学生の皆さんに身につけてほしいのは次の3つ。
  1. 目的
  2. 自信
  3. 想像力
です。小さくても常に目的意識を持って,それをクリアしながら大きな目標に向かいましょうということ。そういう小さな達成感を積み上げることによって,根拠のある自信をつけ,前をしっかり向いて進みましょうということ。そうして,自分の発言や行動が周囲や社会に与える影響について考える力をもち,視野を広く保ちましょうということです。

で,これらを身につけるための基本となるのが,リアルなコミュニケーション力。すなわち,しっかりと人と話をできる力だよ,という話でした。 情報通信工学でいえば,しっかりした通信プロトコルを確立して下さいということにもなるかな?

実は,こないだの土曜日,別なところでも同じような話をしてきました。

ちょうど金曜日に始まった TOKYO BEER WEEK。10日間にわたって東京都内でクラフトビールに関するさまざまなイベントが催されます。その一環として,桜新町にある Craft Beer House LushLife さんで


というトークイベントにスピーカーの一人として参加させていただきました。
スピーカーは,Japan Beer Times の記者でもあり,僕のビアジャッジ仲間でもある熊谷さん,ウェブサイト「クラフトビール東京」の主宰者である川野さん,LushLifeの店主・真田さん,それに僕の4名でした。

それぞれ,違う観点から SNS との付き合い方について話をしたわけですが,僕はアカデミックな立場から,例えば研究成果を論文として投稿するケースと SNS との類似点などに立脚した話をしました。いろいろなトピックスにふれましたが,結論として強調したのは,メディアがいかに変わろうとも,利用者にとって大切なのは,基本的に人と人を結ぶ通信手段である以上,リアルなコミュニケーション力が必要になるでしょうということ。バーチャルなメディアを使っていても,相手のことを考えて投稿したり,自分の投稿がどのように読まれるかをよく考えて情報発信しましょうということを話しました。それはまさに情報通信でいうところの健全なプロトコルを確立しましょうということですよ,という話も。

参加者とのQ&Aでは,「飲んだビールがすごくまずかった時はどうするか?」なんて話もありましたが,ネガティブな内容を書くとしても,例えば,それを作り手であるブルワーの方や,提供したお店の方が読むとしたら,ということを考えれば,おのずと表現の仕方もわかるでしょう,と。いかにネガティブな内容でも,作り手がきちんと読んでくれるような表現なら,逆にポジティブなフィードバックになって,品質の向上にもつながるんじゃないかと,そんな話も出ました。

そう,コミュニケーション能力,すなわち,人と人とが情報を共有するためのプロトコルをきちんと確立さえしておけば,その副産物として,いろいろなご利益もあるってことを自分でも話しながら気づかされる体験でもありました。

僕のトークの中では,審査会などにおけるビールのジャッジの現場でのコミュニケーションにもちょっと触れました。ビールの審査の現場におけるプロトコルは何かっていうと,もちろん,人間どうしが議論する上で必要なコミュニケーション力はもとより,なんといっても議論のベースになる「ビアスタイル」を理解することが重要になってきます。ビアスタイルはビールを評価するための言語とも言えるので,ある意味,ジャッジの現場におけるプロトコルそのものなんですよね。

さてさて,ガッコの話だったのが,いつの間にかビールの話になってました。話を元に戻します。

というわけで,本業の方では(毎度書くけど,どっちが本業?ってツッコミはなしで!),今年1年間,人と人との会話,ということをテーマに取り組んでみようかな?と思っている次第。僕も学科長として学科の内と外,学科の教員間,学生と教員との間の会話,コミュニケーションというところにちょっと気を配りながら取り組んでいきたいと思っています。僕自身も教職員仲間や学生との対話をより豊かなものにしていきたい。

そういう意味で,金曜日の学生集会では,僕の教員室は学生みなさんのものですよ,という話もしました。特に理由はなくても,いつでも来てくれて構わない。相談事があればもちろんのことだけれど,「ちょっとコーヒー飲みに来ました」でもOK。常連の学生さんが一人でも増えると面白くなるかな?と思っています。

というわけで,今年一年,よろしくお願いいたします m(_ _)m


2015年3月19日木曜日

根が張らないと花は咲かない

昨夜のワールドビジネスサテライト,大手ビールメーカーのクラフトビール市場参入報じたものでした。

キリン,アサヒに続き,サッポロも「ナショナルクラフト」という旗印のもと,クラフトビール市場参入を発表。一方,サントリーは新浪社長が「クラフトビールは,その地域でできるからこそ」と語るように,いまだ様子見。彼の考え方は今回のサッポロの方針とは真逆ですね。

クラフトビールを全国展開すること自体は悪くないわけですが,それはあくまで地元の地域における基盤がしっかりあってのこと。クラフトビールを一過性のブームに終わらせるのではなく,静かでも着実に市場を伸ばしていくためには,ローカルに根ざした安定したものづくりをしていく必要があるんじゃないでしょうか?そう考えているクラフトビール生産者も少なくないはず。

その意味で新浪さんの考え方には同感できる。彼の経歴を考えると,これまでの経験に基づく言葉なのかもしれません。一方,キリンやサッポロの考え方はどうだろう?果たしてどこまで先を読んでいるのか?

そもそもいかにクラフトビール市場が成長しようとも,ここ数年の大手の出荷量減少を補填するほどの規模にはならないはず。彼ら大手メーカーの戦略が今後どのくらい定着していくか?長続きしていくか?は注視する必要があるでしょう。

仮に大手がいずれクラフトビールから手を引く日が来ると仮定します。そのときにクラフトビール市場はどうなるか?

ブームが去ったように寒風が吹くのか?
そうではなく,大手離脱の影響などどこ吹く風と,決して大きくはなくても安定した市場を保つのか?

そのためには,やはり地域に根ざしたものづくりを行なっているクラフトブルワリーの存在が重要なのだと,個人的には思います。ローカルのファンに支えられて起こったさざ波が次々と連なって,市場全体の大きな波になるようなそんなイメージ。

サッポロの記者会見で時松営業本部長は,「クラフトビールは,どこで作っているかわからず安心感がない」「ナショナルブランドとしての安心感を加える」という発言をしました。これは全く逆

僕らからすると,クラフトビールは生産者の顔が見えていると思えるし,そうあるべき。野菜や果物と基本的には同じなんだと思います。その意味で,サッポロなんかの考え方は,大手スーパーが自社ブランドで「地元の手作り野菜」と銘打った商品を売るようなものなのかなぁ?とも思えてくる。でも,実際に大手スーパーに行くと,自社ブランドだけではなく,生産農家の顔が見える野菜も売られていたりするでしょ?やっぱり大事なのはそこなんだな,と思うわけです。ローカルに根ざした生産者の顔が見える戦略,これが求められるべきなんじゃないかなぁ?

誤解のないように繰り返しますが,クラフトビールを全国展開することを問題にしているんじゃない。海外にだってどんどん進出してもらっていい。だけれど,根っこはローカルにしっかりと張るべきじゃないか?だからこそ,花が咲き,実がなるんじゃないかと,そう思うんだけどな。

みなさんはどう思いますか?

2015年2月21日土曜日

各駅停車の旅

時々思うこととがある。学生はどうして学校に来るのだろう?

社会へ出るための一ステップとして,いわゆる学歴を求めて来るのか?
世の中にはそういうところもあるだろう。残念ながら,カネさえ払っていれば,卒業できて学歴が手に入るような学校も世の中にはないことはない。

ただ,ウチのガッコの場合は,ちょっと違う(と思いたい)。
少なくとも僕らは,エンジニアリングの現場で役に立つ知識や技術,考え方,学び方,問題を解決するためのアプローチ,そういうものを学生には学んでほしいと思っている。
公式にも非公式にもそれを謳っているし,そのために教える我々の側も努力を続けている。
教える側も学ぶ側も,地道に時間と手間をかけて小さなものを一つずつ積み上げていくことが要求される。

そういう意味では,金払って切符さえ買えば,終着駅までまっすぐ連れて行ってくれる特急列車ではなく, 各駅停車で毎回途中下車するような地味で地道なルートを辿るようなものだといえる。

この地道なルートを進むには気力根気が求められる。
ただ,その道を進むことによって,人は成長するものなんだとも思う。

まぁ,機械の体を求めて乗った少年を大人に変えてくれた超特急,なんてのもあったわけだが…

おっと,話がそれた。

ウチのガッコの場合,15歳で入学してきて,20歳で卒業するわけで,単に年齢だけの問題ではなく,人間として一回りも二回りも成長して社会に出ていく学生たちも少なくないし,そういう卒業生たちを見ていると,頼もしくも感じる。

そんな各駅停車で学ぶものの中には,基本中の基本として,学生がきっちり身につけなければならないものもあるわけだが,すべてがすべてそうとは限らない。
考え方はさまざまだと思うが,特に僕なんかが担当している一部の専門科目の中には知識や技術の基礎をきっちり教えるというよりは,経験値を身につけるというか,経験することが大事,というものもある。

そういうものの場合,例えば,試験のために何かを暗記するようなことは無意味で,むしろそんな揮発性の高い短期記憶に頼って欲しくはない。
そうではなく,15回なら15回の授業の中で,なんとなくこんなことやったよなぁ,とか,コジマがこんな話してたよなぁ,とか,こんな本使ってたよなぁ,とか,そういうことが学生時代の記憶の中に刻まれればいいんじゃないかと思うわけ。

実際,自分が学生時代にもそういう経験は数多くあって,というか,学生時代に学んだ専門科目の多くがそういうものだったりして,本当にその後の自分の仕事であったり研究であったりに必要なものは,そんな学生時代の記憶を紐解きつつ,改めて自分で勉強し直したものが少なくない。

すなわち,そんな専門科目の中で身につけるものは何かというと,社会に出た後に必要になったとき,自分の記憶の引き出しを開けて辿れることができるようなインデックスを身につけること,つまり自分の記憶を検索して,容易に思い出すことができる程度の「経験知」を得ることなんじゃないかと思う。もちろん,インデックスを辿って学び直す力が必要なことは言うまでもないが。

誤解がないように言っておくが,すべての専門科目がこうだというわけじゃない。
あくまでも,中にはそんなものもあるだろ,という話。
学科によっても程度の差があるだろうしね。

ま,というわけで,僕の担当しているいくつかの科目の中にはそういうものがあって,そのつもりで授業をしている。だから試験なんかにおいても,いたずらに暗記させるようなことはしていないわけだ。

特に最終学年の5年生の科目や専攻科の科目はそんな性格が強い。

ところがだ,そんな僕の担当したある科目の話。
暗記することに意味はないけれども,結構手間のかかる計算も必要だったりするので,試験は紙媒体の資料はすべて持込み可とした。過去問はウェブで事前公開。授業でも毎回演習問題をやって,試験問題のレベルもそれを大きく逸脱しない。60分の試験だが,いくら複雑な計算が必要だとはいっても,僕自身が解いたらせいぜいものの10分か15分あればコンプリートできる。(もちろん,経験の差はある。)

結果として,満点とかほぼ満点という学生もいる一方で,30点とか40点とかいうのもいたりする。
さすがにこれでは経験知が得られているとは言えない。

資料の持込み可,ということは試験時間の中で記憶を辿って,必要な材料を資料の中から検索できる程度の知力が必要なわけだが,結果として40点以下,なんて学生はその程度の検索する力すらついていない。

申し訳ないが,残念ながらこれでは単位は出せない

もちろん,教えるこちら側にも反省点がないわけではない。
だけどね,学ぶ側の姿勢の問題もあるだろ。

甘く見られちゃ困る。

地味でもこつこつやろうぜ。

というわけで,ちょっと残念な思いをしたもんで,久々にボヤいてみました。

今年も,学生たちが卒業していく。
そして4月からはまた新しい1年が始まる。

学生たちはどんな列車に乗り込むんだろう?
人間として成長させてくれる各駅停車か?底なしの底へ向かう片道切符か?
決めるのは乗客本人だ。

少なくとも,列車が停まった駅で,
僕らはできる限りの手助けをする準備はあるつもりだ。


2015年2月15日日曜日

開幕へ向けて

わが国ではプロ野球やJリーグなどのプロスポーツも開幕に向けて準備が進んでいる。
ビールの世界でも今年のスタートに向けて進んでいるというか,
すでに動き始めている。

先日2/13に世界5大コンペの一つ International Brewing Awards の受賞ビールが発表された。
日本からは大阪の箕面ビールが
International Smallpack Ale Competition Class 4 (5.5%-6.9%ABV) で
ペールエールが銀賞
International Dark Beer Competition Class 3 (4.8%-5.7%ABV)で
スタウトが銅賞
International Strong Beer Competition Class 3 (Strong Dark Beer)で
インペリアルスタウトが銅賞
と3銘柄が受賞を果たした。
今年も日本のクラフトビールの活躍を期待したいと思います。

日本でもクラフトビアアソシエーション(日本地ビール協会)主催の
コンペが4月 (Asia Beer Cup 2015) と9月 (International Beer Cup 2015) に予定されている。
今年もお手伝いさせていただこうと思っています。

協会主催のビアフェスも
 4月4日〜5日  沖縄
 5月23日〜24日 横浜(初めての春の横浜!)
 6月6日〜7日  東京
 7月17日〜19日 大阪
 8月8日〜9日  名古屋
 9月21日〜23日 横浜
と予定されており,僕も仕事(本業の方!)と折り合いをつけながら,
できる範囲でお手伝いさせてもらおうかと思っています。
横浜は2回あるので楽しみ。

このほか,個人的にはセミナーでしゃべったり,
それ以外にもいくつかイベントに関わる予定があるので,
皆さんといろいろなところでお会いできるかと思います。

よろしくお願いします。


2015年2月13日金曜日

あれから一年

みなさま,ごぶさたしております。

ひと月以上のごぶさたでした。
この間,サボっていたわけではありません。
いろいろ書きたいこともあったのですが,書けないこともあるわけで、、、もごもご、、

で,今日ですが,久々の宿直です。
寮に泊まっています。
で,明後日はウチのガッコの入試です。

どっかで聞いたような話です。
そそそ,実は去年のこの日も同じシチュエーションだった。
入試直前の金曜の夜,宿直でした。
で,何が起こったかというと,アレです,アレ。

帰宅難民

あのドカ雪から一年なんですねぇ。
今年は降りそうもないので,入試も無事に行なわれそうです。

でも,まさか,違うもんが降ってくるんじゃないだろうな。
ピンクの星とか…

去年は追試だなんだで,2月いっぱい入試をやっていたような気分でした。
今年はサクッと行きたいもんです。

皆さんも天に祈りを捧げてください m(. .)m


2015年1月4日日曜日

Requiem

今日は,帰省先の札幌から戻った後,暮れに亡くなったある方の通夜に参列して来た。

初めてお話しさせていただいたのは15年余り前,1998年だと思うので,僕が電通大で助手をやって2年目の頃。師弟関係でも同僚であったわけでもないので,他の多くの方々に比べれば,僕は直接の結びつきは薄かった方だけれども,酒席では度々ご一緒させていただいた。今回のことは,とにかく,あまり予期していなかったので,ショックが大きかった。

ちょうど,僕の一回り上の申年生まれ。
あまりに若過ぎる。
あまりに早過ぎる。

実は,今取り組んでいる研究テーマの関係で,話を聞いてもらいたいという思いもあったりして,自分でそういうタイミングを活かせなかった後悔も少しある。タイミングって大事だな,ということと,一日一日を無駄にはできない,ということについて,当たり前だけれども,改めて考えさせられた。

あのバイオリンの音色や低音で豪快に響く笑い声を聞いたり,的確かつ手厳しいコメントをいただけないのかと考えると,ホントに淋しい。

最後にお会いしたのは,たぶん神谷町のあの居酒屋だと思うけれど,いつのことだったか正確に思い出せない。

こんな僕ですが,敢えて親しみを込めて呼ばせていただきます。

白木さん,もっと聞きたいことも話したいこともありました。
旨いクラフトビールを紹介する約束はついに果たせませんでした。
ごめんなさい。

僕に何ができるわけでもありませんが,天からあの低い声で叱られないように精進します。

心より,ご冥福をお祈りいたします。


2015年1月3日土曜日

決別?

いやぁ,ここ2か月ほど,手元のちっちゃい字が見づらいんですよ。
特に夜になると。

いよいよ来たか,などと言われております。

いよいよ来たよ。

というわけで,昨日,メガネを新調してきました。
今,現役で使っているものは3年半くらい前に作ったもの。
実はこれも,遠近両用とまでは言わないまでも,レンズの上と下で微妙に度を変えたものだったわけなんだが,今回はその差を大きくした。

いよいよ来たよ。

ま,でも,前のものはフレームが結構高くて,恐らくフレームだけで今度のものの3倍くらいしたはず。

ところがだ。

今朝,この「前のメガネ」(というか,新しいものがまだ手元にないので,現時点での現役)の鼻当て,正確には鼻当ての金具がポッキリ折れた orz


いやいや,参ったね。

とりあえず,スペア(もう一世代前のもの)を持ってたので,これで急場をしのいでいるけれど,少なくとも一週間ほどはこのまま我慢しないばならん。

参ったね。

ま,過去とはすっぱり決別すべし,ということかね。
次の次のメガネあたりは,このフレームだけ活かしてレンズ交換で対応しようとか考えていたんだけど,そういうビンボくさいこと言ってたのがまずかったのかね?

新年早々,過去と決別して前を向けというメッセージと解釈して,とりあえず,新しいものが届くのを待つとするか。


…んんんん……でも,とりあえず,一回,店に相談に行ってみるかね。
でもなぁ,直るもんかね?これ??
ダメ元で聞いてみよ。

どうせ,煩悩のカタマリだからね。
そうそう簡単に決別はできないさ。
ふんっ。


2015年1月2日金曜日

New Year

新しい年が明けました。

今年はどんな年になるでしょうか?
心なしか気が重いのはなぜでしょうか?

ま,いいや。

昨年はあまりここに書けませんでしたが,
今年は少しずつでも書いていけるといいですね。

とりあえず,昨年1年間を総括する意味で,
みなさんからよくご覧いただけたポストをまとめてみました。
純粋にページビューの数の多い順です。

第1位「因果(2014年9月5日)

  久々に説教くさいことを書いたのが,意外とトップでした。

第2位「差別意識(2014年11月4日)

  タスマニアでちょっと嫌な思いをしましたねぇ。

第3位「さんすう?(2014年1月4日)

  「つん」に行列の計算を教えたやつです。


なるほど。
意外とヨタ話ではなく,それなりにマジメに書いた方がみなさんの関心を
引くんですかねぇ。
ということは,あんまりどうでもいい話は書かなくてもいいんですかねぇ。

いやいや,今年はちょっと,ホントにどうでもいい話も書いていきましょうねぇ。

いろいろね。
書きたくても書けない話もあるもんでね。

というわけで,今年も1年よろしくお願いいたします m(_ _)m