2011年11月24日木曜日

ゾンビ

昨日のお休みは日本カトリック神学院東京キャンパスの「ザビエル祭」というのに子供を連れて行ってきた。


神学校なんて,こんな機会じゃないとなかなか足を踏み入れることができない。
ステージや出店もあるのだが,校内には芝生の坂があって,子供たちはダンボールで滑ったりして遊んでいました。

イベントで「お化け屋敷」なるものもあって,ヒマなのか,その辺をゾンビがウロウロしていたけれど…

ところで,キリスト教的にはゾンビって,どんな意味があるんですかね?

2011年11月19日土曜日

下積み

今日は上の娘(小2)の学芸会でした。
演目は「おばけじぞう」。

娘の役は「地蔵・その8」。


保育園の頃は

「大きくなったらアイドルになりたい

とか言ってたんだが…

道は遠い…

まぁ,ずっと舞台の上に上がりっぱではあったんだけどねぇ。


2011年11月18日金曜日

仕事

学校というところにもいろんな仕事がある。

授業と学生の研究指導が我々の本分だろうけれども,それ以外にもいろいろな仕事がある。僕にしたって,今年は,副学科長だ,国際交流委員長だ,教務委員だと,いろいろやっている。その中にウチの学科の2年生の副担任というのがある。

担任は英語科のムライ先生。ムライ先生とは,他でもいろんな仕事を一緒にした経験があるし,Steely Dan が好きだったりと音楽の趣味もちょっと似ているので,まぁ,それなりにやりやすい部分も多い。(笑いのセンスは,あんまり合わないんだと思う。たぶん。)

クラス担任の仕事というのも多岐にわたるわけだけれども,ウチのクラスの場合,おおよそ,学生指導は担任のムライ先生がリードして,僕は専門科目とか学科からのアプローチに関してサポートすることが多い。それに,学生とか保護者のメーリングリストだとかクラスのウェブページだとか,その辺の雑用も成り行き上,僕がやることになる。これに対して,ムライ先生は

いつもお願いばかりですが,
本日もいろいろとお願いをしていてすみません。 

とか,

本当にいろいろと頼むばかりですから,
「この先生の副担になるのはつらい!
他の人にはやめるようアドバイスしたい!」
などと 「コジマのボヤき」に書かれるのではないかと大変心配です。

などと言ってくれちゃったりするものだから,憎めない。しかも,僕自身,ムライ先生にかなり丸投げしてしまっている仕事もあるので,こんなこと言われてしまうと,かえって恐縮してしまう。

事実,学生に関わる仕事が嫌だったらこんな職業についてられないわけだし,仕事の負担にしたって,他に僕がやっているものと比較したって,それほど多かったりキツかったりするわけじゃない。正の担任の先生の方が,いろいろと心労は多いと思いますよ,ムライ先生。

そもそも物理学の概念からすると,仕事ってのは

ある物体が別の物体に力を加えることで移動したエネルギー

に相当するわけで,仕事をするってことは,何らかの力に逆らって,結果としてエネルギーを失うのだと考えれば,どんな仕事だって,楽であろうはずがない。仮に仕事がキツかったり辛かったりしても,ドライにこのことを理解した上で,生活を支えるために仕事をしているのだと考えれば,まぁ,それなりに納得も行くというものである(…行くかな?…)。

しかし,僕らが抱えている仕事には本当にいろんなものがあって,人より仕事の量が多かったり,仕事の質がキツかったりしたって,仕事に対する「対価」,すなわち給料が増えるわけではないんだな。まぁ,それでも学生とか保護者の方に感謝されたりすれば,報われた気持ちにもなるけれども。ただ,そうは言っても,「対価」がフェアに支払われていないよなぁ,と思うことは多々ある。

例えば,学会の仕事。僕もいろいろやっているけれども,基本これらはボランティア。学会からおカネが出ることはないし,そのことを承知でやっているから,ボランタリーであることに対する不満はない。しかし,ウチの学校では,ボランティアであっても学外の仕事である以上「兼業」扱いにされてしまう。つまり,他の大学なんかで非常勤講師をしているのと扱いは同じ。「兼業」の場合,対価は兼業先から支払われる,という解釈なので,ウチの学校からは電車賃も含め,ビタ一文出ない。非常勤なら,行き先の学校から謝金や交通費が出るだろうけれども,学会の仕事の場合は,何も出ない。電車賃も自腹。そもそも,兼業の場合は,出張の申請すらできない。理屈はわからないでもないけれど,なんか釈然としない。

それに,今,僕が学内でやっている「ある仕事」。これ,内容的にも結構タフな仕事なので,給与以外にも「エクストラな報酬を与えてもいいのではないか」という話が出たことがあるらしい。しかし,そんな話が一回出ただけで,決定されたわけでないどころか,キチンと検討されたわけでもないらしいから,今現在進行形の僕の仕事に対する対価は一切支払われることはない。早いとこ前向きに検討して,過去 5 年分くらいさかのぼって払ってくれないかなぁ?などと思わないこともないんだが,それはないものねだりというものか…

ボヤきが過ぎました…


しかし,あれよね。同じように「ある力に逆らってエネルギーを消費」したとしても,仕事と研究とはちょっと違う。研究成果を得ることによる達成感や満足感は,仕事が終わることで得られる満足感とは根本的に違う。エネルギーを消費したとしても精神的に受ける負担の質が違う。その意味では,研究は仕事と趣味の間にあるのかなぁ。ある種,趣味の延長が職業になっているのだと考えれば,それはそれで幸せなことかもしれない。

ちなみに,ボクの PC には,Study と Work というフォルダがあって,一応,仕事と研究を分けている。何を Study に入れて,何を Work に入れるかは,僕の気分次第。ときどき,

うー,これどっちだ?

と迷うものがあるような,ないような…


2011年11月12日土曜日

無念

今日はウチの学校は学校公開で,学生の保護者なんかが授業を見学できるっていう,まぁ,そんな日だったわけです。ということで,昨日は振替休日で今日が出勤だったわけね。

で,今日は金曜授業だったわけなんだが,金曜日は僕は授業がない。したがって,誠に残念ながら,ボクの授業を披露することはかないませんでした。

残念だなぁ。

授業を見られることは別にイヤではないし,むしろ,テンションが若干上がって,いつもより多く回してしまうかもしれない(何を?)。

ちゅうわけで,今日は自分の部屋にこもって,溜まりに溜まっている雑用を少しずつこなしていました。

結構,人は来てたらしいけれど,こちとら引きこもっていたんで,ほとんど実感できませんでした。

うーん,残念…

(↑本心だよ。こういう言い方すると信じてもらえないかもしれないけど。)

2011年11月4日金曜日

世界一

昨日は,子供を連れて高尾山に登りました。

しかし,それにしてもすごい人だった。よく知らなんだが,高尾山の登山者数は世界一らしいですね。ちょうど「もみじまつり」が始まったのと重なったこともあり,とにかく昨日はすごかった。山登ってて,人で渋滞が発生して前に進めないなんて,あんまり体験したことない。


上りは,1号路をひたすら歩き山頂へ。子供たちのペースに合わせて,2時間ちょいで登頂。下りは,途中4号路の吊り橋なんかを通って下りてきました。

途中,台風の傷痕がくっきりと残っていたり…


山頂では,少しずつ紅葉も進み始めていました。


下山途中では,こんな楽しみも…


八王子の地酒「桑乃都」。子供たちに

とーさんばっかりズルい

と言われ,アイスを買う羽目に。

子供たちは初登山だったけれど,全行程を完歩でした。上りやすいとは言え,最後まで結構元気だったなぁ。

2011年11月3日木曜日

サラリーマンの街

昨日は午後からお台場で開かれていた MATLAB EXPO 2011 というのを覗いてきた。

まぁ,その話はおいといて…
(おいとくのかよ?) 

あっちの方に出ることもめったにないので,
新橋の乗り換えついでにちょっと寄り道することにした。

こういう明確な目的のある寄り道は「ついで」とは言わないけどな。

というわけで,お邪魔したのはこちら。

Cooper Ale's さん。

ここに来るのは初めてだが,なかなか面白いビールと出会えた。

1杯目は,伊勢角屋麦酒の玄米エール


最初,鼻から感じるのはモルト由来の甘い香りだけれど,
呑んだ後に鼻に抜けてくるのは玄米の香り。
お店の人も言っていたけれど,永谷園のお茶漬けに入っている「あられ」のアレ。
ビールを呑んでいるのに玄米茶を飲んでいる気分にもなる。
かと言って色モノかというと,そんなことはない。
モルトと米の双方から来ていると思しきまったりとしたやわらかい甘み。
それでいて苦みやボディも比較的しっかりしている。
これは悪くない。
限定醸造らしいので,どこかで見つけたらお試しあれ。
アルコール度数は5.0%。

次は,少し強いものをってことで,
アメリカ西海岸はサンクレメンテ産 Left Coast Hop Juice WIPA


ホップの香りと苦みがゴリゴリ効いた,まごうことなきアメリカンペールエール。
ホップの特徴が強く出ていて,出来は悪くないけど,個人的にはエグ過ぎたかな?
グレープフルーツのようなシトラス系の香りを期待したけれど,
むしろ松ヤニ系の香りが強い。それはそれで悪くないんだが,
今日の僕の体調には合わかなったようだ。
モルトの甘みと苦みがしっかりしたフルボディ。まさに重量級。8.5%。
でもやっぱり,もう少し柑橘系のアロマやフレーバーが強い方が好きだな。

お店の人に
「これ呑むと,次が困りますよね?」
と言われ,迷った挙句,シメに選んだのが
ベルギーの Ichtegem's Grand Cru


ベルギーのフランドル地方ではよく呑まれているレッドビールの一種。
同じスタイルだと Rodenbach Grand Cru なんかはたまに呑むけれど,
僕はこれは初めて。
原料はモルト,ホップで,特に副原料はなし。
それなのに,チェリーを思わせるフルーティな香りとさわやかな甘酸っぱさ。
同じベルギーのフルーツ・ランビックを思わせるような味わい。
オーク樽で貯蔵したビールがブレンドされているとのことで,
ほのかに樽の香りも感じられる。
スパークリングワインにも似ているように思えるけれど,
ワインではこの味わいと香りは出せまい
泡立ちも豊かで,色も赤銅色でキレイ。何か高級感もあるよね。
今日のボクには合わなかったさっきのエグみをこの酸味が中和してくれた。
ちょっとデザート感覚でいただきました。

というわけで,初めての酒場で初めてのビール3種を堪能。
こちらでは,オリジナルビールも作っているそうで,
(醸造は厚木ビールさんが手がけているらしい)
来週からはオリジナルのイングリッシュ・ブラウン・エールが登場するそうだ。
僕の心をくすぐるけれど,そのために新橋…来るかなぁ?

サラリーマンの街,新橋で,
あまりステレオティピカルでない新橋の貌をのぞいた感じです。
今度,また行こう。