2014年8月24日日曜日

自己流レシピ0008: Salata de Vinete(ルーマニア風ナスのサラダ)



こないだ名古屋のルーマニア料理店で初めて出会った代物。
Salata はサラダ,Vinete はナス。
シンプルで,パンやクラッカーにのせると超美味い。
お店で食べたのは,もっと白っぽくて色もキレイだったのだが,
見た目はともかく,そのときに聞いた話といろいろ調べた結果を参考に真似してみた。
作り方はえらい簡単。

材料:
 ナス: 4〜5個
 玉ねぎ: 1/2個
 にんにく: 1かけ
 オリーブオイル: 大さじ1
 レモン汁: 少々
 塩: 適量

手順:
1. ナスの先に十字に(深めに)切れ目を入れ,ところどころ穴を開けておく。
 (十字に切れ目を入れると,焼きナスにした後,皮がむきやすい)。


2. 焼きナスを作る。我が家の場合,(型落ちの)ヘルシオを使って,
 ウォーターグリル,余熱なしで22分加熱すればOK。

3. ナスを焼いている間に,他の材料を準備。
 玉ねぎとニンニクをみじん切りにする。


4. 加熱せずにそのまま使ってもいいらしいが,ウチの場合,
 玉ねぎの辛さがだめな人がいるので,オリーブオイルでさっと炒める。


5. 玉ねぎが透き通ってきたら,油ごと皿にとって粗熱をとる。

6. 焼きナスが出来上がったら,粗熱を取って皮をむく。
 十字に切れ目を入れたところから,面白いように簡単に皮がむける(はず)。

7. 皮をむいたナスは,縦1/4くらいに裂いてザルに入れ,1〜2時間放置して水を切る。


8. すべての材料がしっかり冷めたら,ナスをみじん切りにする。
 みじん切りというか,包丁の重みを利用して,気持ちペースト状になるまでたたく。
 下の写真はまだ序盤。よくわからないが,ミキサーは使わない方がいいらしい。


9. ペースト状になったナスに玉ねぎとにんにくを油ごと加えてよく混ぜる。
 (玉ねぎとにんにくを生のまま使う場合は,ここでオリーブオイルを加える。)


10. レモン汁を加え,塩を少しずつ加えながら味を調整してできあがり。

冷やしたり水切りの時間はかかるけれども,
焼きナスをたたいて混ぜるだけなので,手順はえらい簡単。
余ったら,朝,トーストなんかに乗せてもグーだと思う。


合わせるビール: デュンケル,ウィンナラガー,セゾン,グーズ・ランビック


自己流レシピ0007: 冷やし冬瓜のそぼろあんかけ



冬瓜って,あまり馴染みがなかったんだけど,この夏,突然,このメニューがヒット。
出汁がしみて暖かくてもおいしいけれど,冷蔵庫で冷やして食べるのも美味い。
圧力鍋を使うと,かなり簡単。

材料:
 冬瓜: 大きめのもの 1/4
 鶏ひき肉: 100〜150g くらい
 だし汁: 200cc
 麺つゆ(3倍濃縮): 大さじ3
 砂糖: 小さじ1
 片栗粉: 大さじ1
 えのき茸: 1/2パック(なくても可)
 みょうが,小ねぎなどの薬味: 適宜(なくても可)

手順:
1. 冬瓜は種とわたをスプーンなどでこそげ取り,大きめの一口大に切って,皮をむく。
 皮は薄めにむくと,きれいな翡翠色に出来上がる。


2. 圧力鍋に冬瓜を皮に近い方が下になるように並べ,だし汁を注ぐ。


3. 7分加圧し,10分間放置。ふたを開けると下のような感じ。
 冬瓜と煮汁を分け,冬瓜だけを器に入れ,粗熱を取って冷蔵庫で冷やす。


4. えのき茸は1.5cm長くらいに切り,ほぐしておく。

5. 煮汁を大さじ2〜3くらいだけ鍋に入れ,加熱する。
 沸騰したら,鶏ひき肉を入れ,そぼろになるように撹拌しながら炒める。
 (油を入れて炒めると油っぽくなるので,煮汁を有効利用してみた。)

6. えのき茸を加えて,さっと炒め合わせる。


7. 残りの煮汁を注ぎ,麺つゆ,砂糖を加え,ひと煮立ちさせる。

8. 沸騰したら,片栗粉を倍量の水で溶いて加え,さっと加熱する。
 煮汁が透き通って,固くなったらあんのできあがり。
 あんも粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やす。

9. 器に冬瓜を盛りつけ,あんを適量かける。
 あれば,ねぎやみょうがなどの薬味を添えて完成。

冬瓜にあんをかけた状態で冷やしてもいいが,
今回は,別々に冷やし食べる直前に冷たいあんをかけてみた。


合わせるビール: アルト,イングリッシュペールエール,イングリッシュIPA,
        イングリッシュビター

2014年8月19日火曜日

夏期講習


短い夏休みが終わりました。

今年は結構せわしなかったので,子供をどこかに連れて行く,なんてことも少なく,
持ち帰りの仕事もあったりして,あっという間に休みが明けてしまった感じです。

そんな中,札幌で初めてのビアジャッジング勉強会というのを行ないました。
会場と主催は,札幌のビアバー・Maltheads(モルトヘッズ)さん。
ここのオーナー・坂巻さんもビアジャッジで,
札幌にも数名のジャッジ資格をお持ちの方がいるとのことで,
ひょんなことから勉強会を行なうことになった次第。

クラフトビアアソシエーションの協力ということで,
実際のコンペと同じジャッジシートやプラカップを使っての勉強会でした。
テイスティングするビールのスタイルと銘柄は僕が選定して発注しました。

ふたを開けてみると,僕と坂巻さんを含め,ジャッジ資格保有者が全参加者10名中5名。
ジャッジングそのものが初めてという方も数名いらっしゃいましたが,
楽しく,かつ有意義に勉強会を行なうことができました。


使用した銘柄の詳細は,上の写真にある通り,全8銘柄。
ボトルが6銘柄,缶が1つ,そしてお店にあるケグ(樽)を1銘柄
使用させていただきました。
それなりにメジャーなラインナップ,かつ,
札幌という土地柄も反映させたセレクションになっていると思います。

こういうお題を考えるのは,実は本業で試験問題なんかを考えるのに
ちょっと似ていて楽しかったりします。

さて,勉強会は前半が1つのビアスタイルについて1銘柄をテイスティングして
個々の意見をすり合わせるというセッション。
ここでジャッジングしたビアスタイルは
  • 南ジャーマンスタイル・ヘーフェヴァイツェン
  • ジャーマンスタイル・ピルスナー
  • アイリッシュスタイル・ドライスタウト
  • ベルジャンスタイル・ペール・ストロング・エール
の4つのビアスタイル。そして後半は,1つのビアスタイルで4つの銘柄を
ジャッジングし,金・銀・銅賞を決めるという本番のコンペを模した模擬ジャッジング。
参加者10名を5名ずつの2グループに分け,それぞれで同じ銘柄をジャッジングし,
結果を比べるというもの。ここで使用したビアスタイルは
「アメリカンスタイル・インディア・ペールエール」。

結果は,両方のグループの結果がぴったり一致するという素晴らしいものでした。

ビアテイスターやジャッジをお持ちの方なら,気づくかもしれませんが,
上の写真の銘柄と,以上であげたビアスタイルは厳密には対応しないものも
含まれています。実はわざと若干スタイルから外れているものも含めていて,
その辺が見極められるかどうかも見ています。

今回はその辺りもキチンと議論できて,それなりにハイレベルな
勉強会になったのではないかと思っています。

僕も,自分のテイスティングのベクトルが客観的な基準からずれないように
時々勉強をしなければ,と思っていますが,今回の勉強会はそれ以上に
いろいろ刺激になって楽しかったですね。

札幌には年2回は帰る機会があるし,これだけ人が集まるのだったら,
ちょっと定期的にやっても面白いかな?という気がしてきました。

坂巻さん,札幌での参加者の皆様,ありがとうございました。
僕自身,すごく楽しかったし,勉強になりました。
また,是非,やりましょう!


《おまけ》
 会場のモルトヘッズの隣にある資生館小学校は,小学校6年の夏まで
 僕が通ったところで(当時の校名は札幌市立創成小学校),
 お店が入っているビルには,当時,仲の良かった友人が住んでいたりしました。
 なんか,その辺りでも不思議な縁を感じました。懐かしかったなぁ。