2009年7月3日金曜日

収穫

 今日の午後,学科の建物周辺の草刈りをしました。学科にホームルームのあるクラスから学生を出して定期的に行なっている学科行事です。今日は情報工学科の3年生が担当。天気は曇りで涼しく,過ごしやすかったので,作業もはかどりました。何か学生が静かで黙々と作業していたのが意外だったけど。いつもはもう少しテンション高いけどなぁ。ごらんのとおり,学科の前はすっかりキレイになりました。刈った草の量は目分量でざっと80キロでしょうか?大袋が約25キロ,小袋(中袋?)が15キロ......くらいだと思います(ホンマかいな?)。
やっぱりきれいになると気持ちいいね。これは教室の掃除でもそうだね。キレイになると気持ちがいいもんだ。ウチの学校では,定期的に教室の清掃状況がボランティア学生らによってチェックされているんですが,先日の見回りではウチのクラスは満点でした。ただ,ちょっと採点が甘かったんですかね?よくよく見ると,満点はちょっとなぁ....てな感じだったけど。まぁ,それでも満点取ったっていう事実は,それはそれで学生にも励みになるでしょ。また満点取れるように,掃除もキチンとやりましょう。今までは週2回だけ教室の掃除をやっていたけれど,原則として毎日やるというのが学校の方針なので,来週から毎日掃除をしようと思います。というわけで,ウチのクラスの学生諸君,来週から掃除当番表が新しくなるので,注意すること!
さて,そんなこんなで,草刈りやら掃除やら,そんな話ばかりしてきましたが,今日はうれしいニュースが飛び込んできました。電気通信大学の名誉教授で,情報理論とその応用学会(SITA)の元会長・韓太舜先生が,Claude E. Shannon Awardを受賞したとのこと。Shannon Awardは,過去の受賞者が示すとおり,情報理論の世界では最も権威ある賞で,日本の研究者としては史上2人目の快挙ということです(1人目は嵩忠雄先生)。僕が教員としてのキャリアをスタートさせたのが電気通信大学の韓・長岡研究室で,一応研究室の末席を汚していたわけで,助手として4年と5ヶ月間お世話になりましたが,この期間に韓先生からは本当に多くのことを学びました。研究室のスタッフ側にいたわけだけれど,研究テーマを変えた時期でもあって,学生同様,いろいろ教わることの方が多かったような気がします。研究の面でも,それ以外のことでも。そしてこの期間に得たもの,学んだこと,知り合った人々,そのすべてが今の自分を支えていると思うので,この期間は自分の人生にとって本当にかけがえのないものであったと思えます。今,自分が情報理論の世界で生きていけるのもこの時代があったからこそというより他ありません。そういう意味でも今回の受賞は本当にうれしく思います。韓先生,本当におめでとうございます!

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