2013年5月31日金曜日

保存食ッキング

えー,こないだ,ひょんなことから梅をもらいまして,で,梅酒を漬けることにしました。

で,思った。たしかかなり前に漬けた梅酒があったはず。今の家に引っ越してすぐくらいだから,たぶん10年位前のはず。というわけで,押し入れから出てきました10年物の梅酒。



全部で500cc くらい残ってたけれど,いい琥珀色で,トロッとしてました。で,これを別のビンに移して,保存瓶にまた新しく梅酒を仕込みました。


このまま少なくとも来年くらいまでじっくり寝かせます。

ホントはこの日はラッキョウを漬けようと思っていたんだけど,梅をもらったんで先に梅酒を仕込んだ次第。で,せっかくなんで,ラッキョウも仕込んだ。泥を洗い落として,薄皮をむいて,頭と根っこを切り落とすとこんな感じになる。


これを塩漬けにして,10~12日くらい寝かせます。自分のスケジュールを確認すると,次の工程に移るのは6月9日の日曜日くらいかな?けっこう,強烈な臭いがしてくるんだよね。また,次の工程に移った時に紹介しましょうね。

梅酒は1年後以降に飲めるようになるけれど,ラッキョウは二ヶ月後くらいから食べられる。しかも,このくらいじっくり塩漬けすると,1年位は余裕で持ちます。事実,去年作ったらっきょ漬けがまだちょっとだけ残っているのだ。

さて,この日はスーパーでカンパチのアラが1kgくらいの量で200円で売ってた。で,それを圧力鍋でアラ煮にしてみた。結構じっくり火を通したので,骨までホロホロで軟らかく食べられるくらいになりました。


ご飯のお供にも酒のアテにも絶品。ただ,これはそんなに日持ちしないね。それでも4~5日は楽しめるかな?冷蔵庫で冷やして,煮こごりになったのがまたよかったりします。


2013年5月24日金曜日

どれでもテイスティング

今日は副業の方のお話です。

来週の土日,6月1日・2日,恵比寿ガーデンホールにて,BeerFes東京2013が開催されます。
一応,実行委員をさせていただいております。

ビアフェスの合言葉は

どれでもテイスティング

入場料だけで,国内外の約160種類のビールが,1回50ccずついくらでもテイスティングできるイベントです。

今回は,テイスティング用のグラスもバージョンアップ。入場者全員に特製のベストアロマグラス


がプレゼントされます。このグラスは50ccのビールを注ぐと,ビールのアロマがグラスにたまり,香りを最大限に楽しむことができるよう,特別に設計されたものです。ぜひ,いろいろなビールの香りを楽しんでいただきたいと思います。

また,今回はビールとフードのマリアージュも楽しんでいただける企画が準備されています。今回のフードブースは下北沢の「うしとら」さんが担当。ビールとフードのおススメの組み合わせについては,フードブースとビール試飲ブースの両方に掲示するよう,準備も進めています。

そのほか,会場をビアジャッジの方と回ってクラフトビールに関するお話を聞くことができる「ビアツアー」や,メーカーの方からお話を直接聞ける「ミニセミナー」といった企画も予定されています。
さらに,3月に行なわれた Asia Beer Cup(僕もジャッジをさせていただきました)の受賞ビールの発表と表彰式も行われます(土曜日昼の回)。

ビールと料理と人と…いろいろな出会いが楽しめる日本最大のクラフトビールの祭典です。

当日の出品ビールリストはこちらでご覧いただけます。

会場には,ブルワーさんなどメーカーの方やインポーターの方から直接ビールをサービングしてもらえるブースのほかに,出品ビールだけが送られてきて,ボランティアの方からビールをサービングしてもらえる「協会ブース」があります。僕は,協会ブースでケグの交換や水回りの管理をする裏方部門でお手伝いさせていただきます。会場で見かけたらぜひ声をかけてください。

1日の土曜日はお昼の回(11:30~15:00)と夕方の回(16:00~19:30)の二部構成,2日の日曜日は12:30~16:00,チケットは各回指定ですので,ご注意ください。

僕は本業の方の仕事の都合で,土曜のお昼の回は僕は会場にいませんが,夕方の回の途中からは会場におります。日曜日はフル参戦です。たくさんの方に会場でお会いできるのを楽しみにしております。

また,ビアフェスに合わせて,6/1~6/9の日程で,東京,神奈川,千葉のビアパブを中心に,東京クラフトビアウィーク ブルワリー&ビアパブ スペシャル2013なるイベントも開催されます。普段とは違う特定のブルワリーのビールをお楽しみいただけるイベントです。ビアフェスでテイスティングしてお好みのビールやブルワリーを見つけたら,その後,お店でじっくり飲みに行く,なんてこともできるかもしれません!

詳細な情報や新しい情報は
などでフォローできます。また,一般的な注意事項やマナーについては,こちらでご覧いただけます。マナーを守って,みんなで楽しい時間を過ごしましょう

では,たくさんの皆さんのお越しを会場にてお待ちしております m(_ _)m

2013年5月18日土曜日

つんのたん


今日はホンットにどうでもいい噺を…

サッカーJリーグは今年から月間 MVP を発表することにしたそうだ。
J1の 3 月の MVP は中村俊輔,4 月は大宮のズラタンが受賞することが発表された。

ズラタン

懐かしいなぁ。

いや,別に僕はズラタンを個人的に知っているわけではないし,大宮サポですらない。
でも,懐かしい響きだ。

ウチの小2になる小坊主(実はサッカーをやってる)は,小さいころ「カキクケコ」が言えなかった。
カキクケコ」を言おうとすると「タチツテト」になってしまう。
だから,自分のことを「○○君」って言おうとすると,「○○つん」となってしまっていた。
なもんで,我が家ではいまだに小坊主のことを

つん

と呼んでいる。
つんの場合,「カキクケコ」のみならず,
濁点がついた「ガギグゲゴ 」も「ダヂヅデド」になってしまう。
そんなつんが「グラタン」と言おうとすると

ズラタン

となるわけ。ま,表記上,正確には「ヅラタン」なんだが… (^^;

ちなみに,つんは「ハヒフヘホ」も「サシスセソ」だったり,「食べる」が「パレる」だったり,
大変独特な言語感覚の持ち主だった。
ミカンをはじめ,シトラス系フルーツが大好きで,

○○つん,みたんパレる。

なんて名台詞を何度聞いたことか。
なもんで,我が家ではいまだにミカンのことを

つんのたん

と呼んでいる。

おあとがよろしいようで。


注) 今は普通にしゃべれます。本人の名誉のため。

2013年5月3日金曜日

克服

ケン・ローチの映画はどうにも苦手だった。
いい,悪いではなく,個人的な好みのレベルでどうにも心に響いてこなかったのが要因。
こればかりは嗜好の問題なのでどうにもならない。

しかし,この映画は面白かった。


70代にして,ケン・ローチのキャリア最大のヒットになったとのことである。
確かにストーリーも伏線の張り方も,他の彼の作品に比べるとわかりやすいし,親しみやすいのかもしれない。

主人公のロビーは,暴力沙汰を繰り返している札付きだが,社会奉仕活動中にウィスキーのテイスティングに目覚める。そこから彼の中で何かが変わり始める。

感覚を研ぎ澄まし,それを言葉で表現して他者に伝えることで,コミュニケーションが生まれる。言語によって共通理解を形成していく過程で,ウィスキーそのものへの共感を得るだけではなく,人と人とのコミュニケーションや理解も形成される。酒は評価の対象であるとともに人間関係を形成する触媒にもなり得る。

僕らがビールでやっていることも基本的には同じなので,ものすごく共感できた。

天使の分け前」とは,ウィスキーのカスクの中で毎年 2% 程度ずつ減っていく分のことを指す。天使に分け前を払うことで,酒は年々熟成していくわけだ。

人間の成長も同じで,何かを支払う代わりに年々熟成が進んでいく…そんなことを考えさせられる作品だった。

映画の中で主人公たちがしたことは,決してほめられることではないかもしれないけれども,ウィスキーという触媒を介して,主人公が目覚め,成長し,未来を見つめていく過程は何ともすがすがしい。終わり方は北野武の『キッズ・リターン』にも似たさわやかさを感じた。あの作品も暴力や破壊が転じて未来の希望につながっていた。

この辺が僕の心の琴線に触れたんだと思う。

僕らも表現力をまだまだ磨かないとね。人間としての熟成も足りないしね (^^;

ちなみに劇中のテイスティングイベントで講師をしているウィスキー・エキスパートを演じているのは,スコッチの世界的権威であるチャールズ・マクリーン氏ご本人。あと,ロビーたちがテイスティングしているシーンでは壁に(おそらくウィスキーの)フレーバー・ホイールがかかっていたりして(どんなものかはココあたりで見られる),このあたりもウィスキー愛好家には楽しいんじゃないだろうか。映画観てて,ビールで同じようなことが描かれてたら,僕ら興奮するだろうからなぁ。

ウィスキー好きじゃなくてもホントに楽しめる作品。僕のビア仲間の皆さんにも超おススメ。


2013年5月2日木曜日

The Kojima Identity

こないだ,変なメールが届いた。英語だったのだが,日本語で要約すると次のような感じ。

Tetsuya Kojima さん,このたびは Sheraton Parsippany を選んでいただき,
ありがとうございました。お待ちしております。

おいおい,オレ,シェラトンに泊まる予定ないけど。しかも,Parsippany って調べてみたらニュージャージーにあるホテルね。渡米する予定もないし。

これ,新手の SPAM か,詐欺かな? と思ってみたが,個人名を宛名にして届いているし,メールの中で参照されているリンクのドメインもシェラトンの公式ウェブサイトと一致している。

でも,怪しいなぁ,と思って,迷惑メールに指定した上でメールを削除。

そうしたら,一昨日になってもう一通のメールが届いた。曰く

Tetsuya Kojima さん,このたびは Sheraton Parsippany にご宿泊いただき,
誠にありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。
お客様の Starwood Preferred Guest プログラムの詳細は以下の通りです。

…… こりゃ,本気だな。イタズラとかのレベルじゃなさそうだ。しかも,Starwood Preferred Guest (SPG) の会員番号も,僕が持っているものに一致していた(下3ケタしか表示されていなかったけど)。

そもそも,シェラトンとか,自分からはなかなか泊まらない。SPG に登録したのは,去年,Imagine Cup の世界大会で,シドニーの Four Points に泊まった時だ。この時は,マイクロソフトの方で全部手配してくれたので,自分から能動的に何かを行なったわけではない。実際,SPG の番号はあるけれども,オンラインでアカウントを有効化してすらいないのだ。

で,事の真相が知りたいと思い,とりあえず,クレームのメールをシェラトンに投げてみた。

こんなメールが来たんだが,私は Sheraton Parsippany に宿泊していないし,
そもそも渡米すらしていない。どういうことか?

的な。すると,即日で返事が来た(この辺は大企業)。

Tetsuya Kojima 様,
私どもの宿泊者リストに,この週末,あなたのお名前があることを確認しました。
恐らく,同姓同名のお客様が誤った SPG 番号を登録され,
私どもがあなたの SPG 番号とリンクさせてしまったものと考えられます。
課金などがされていなければ,ご心配はありません。SPG 番号の登録ミスと思われます。

M****** R. He****n, Front Office Manager, Sheraton Parsippany Hotel

ううむ。何か納得がいかない。客が間違った番号を登録したからと言っても,わざわざ同姓同名のアカウントと紐づけするなんてことがありうるのか!? ありえないでしょ?紐づけする前に,他の情報で本人確認とかしないのかよ

なにより怖いのは,今回は,僕の SPG 番号と名前とメールアドレスが一致していたからよかったようなものの,SPG 番号が間違っているとか,わからないとかいう同姓同名の客がいて,勝手に紐づけされたりしたら,僕の個人情報がその別人のアドレスにメール送信されたり,逆に僕のところに同姓同名の誰かの情報が送られてきたり,なんてことだってありうるんじゃないのか?

ということが怖いし,今後こういうことが起こらないようにしてくれ,ということを再度メールで送ってみたところ,次のような返事が来た(これまた電光石火でリプライが来た)。

Tetsuya Kojima 様,
申し訳ありませんでした。私どもの方であなたの SPG アカウントを
同姓同名のお客様に対応させてしまっていたようです。
本件は,私ども内部のミスです。
あなたに課金された経緯はございませんし,あなたの個人情報や支払履歴が
この「別の」お客様に漏えいした事実もございません。
もちろん,私どもは,このような事態が今後起こらないよう,
必要なステップを講じていきます。
重ねてお詫び申し上げます。

K**** Bo****d, Front Office Supervisor, Sheraton Parsippany Hotel


メールとは言え,一応,課金と個人情報漏えいの事実がないことについて言質をとれたので,まぁ,良しとするけれども,ホント,気持ち悪かった。

最初のメールがホテルの Front Office Manager から来て,2 番目のメールは Front Offiice Supervisor から届いているので,一応,クレームに対して,企業として謝罪するステップを踏んでるんだろう。まぁ,マニュアル通りの対応だとしても,事実が分かったことと,実害がないことさえ保障されれば,それはそれでいい。

それよりも,個人的関心として気になるのは,この「同姓同名」のお客様,誰かな?

ネットで「小嶋徹也」を検索すると,同業者を含む少なくとも 5 人くらいはヒットすることを僕は知っている。でも,漢字まで同じではない可能性もあるので,Tetsuya Kojima しか情報がないとすると,かなり多くいるはずだ。

今度,シェラトン系に泊まることがあったら,予約かチェックインの時に

SPG 番号がわからないんですけど

なんつって試してみようかなぁ?逆に危ないかな?

しっかし,あれだよね。最初は,僕の個人情報が盗まれて,別の誰かが僕に成り代わって世界を駆け抜け,スパイ活動でもしてるんじゃないかと妄想したけれど,どうやら,そういうことではないらしい。そんなラドラム的展開はなかなかないよね…