2018年11月7日水曜日

ありがとう

僕の授業では、毎回、授業の理解度を確認する程度の演習問題を学生に解かせている。
中には要領よくスラスラと解いて早く提出する学生もいれば、人一倍時間がかかる学生もいる。ただ、早く提出する学生がよく理解しているかどうかは疑問だったりする。

時間がかかる学生の中には、問題文や教科書の記述の意味を自分なりに理解しないと手がつけられない者もいて、そういった場合、その学生の理解の仕方や何をどこまでわかっているかをこちらも探りながら、彼らに合ったアドバイスを与えることができれば、前に進むことができる。そういった学生の場合、実はしっかりと内容を自分なりに理解していることもあって、ちょっとした誤解や意味の取り違えがあるばかりに前に進めなくなっているということも少なくない。

教科書や資料に書いていることを表層的に鵜呑みにして、それで問題を解くことは容易い。教えるこちらの方も、それを一つの妥協点としてしまっていることもないとは言えない。ただ、理解に時間がかかる学生のケースには、そういったところに疑問を持ち、その「なぜ?」を解決しないと前に進めないことがあるというわけだ。

実際に学生に寄り添って教えれば、彼らがどこまで何をどのように理解していて、何がわからないのかがこちらも把握できるし、それに応じて適切なアドバイスを与えることもできる。ただ、限られた時間の中で一クラス40人の学生全員にそういった教育を提供するのは多分不可能に近い。

ただ、質問に来てくれて、そういった対応をすることで、彼らは他の学生たちよりもより授業の内容を深く理解することができる。

今日もそういった経験をしたが、多分、その学生は他の多くの学生たちよりも今日、ものすごく頭を使ったと思うし、深い学びを得ることができたんじゃないかと思う。このことを本人が自覚していれば、この経験はいずれ大きな実を結ぶんじゃないだろうか。

教育の現場でも効率が叫ばれることが少なくないが、それで失うものは想像以上に大きい。

そんなことを一人の学生から学ばされたような気がした。

教える側も学ぶ側も楽をすれば、その代償として何かを支払うことになる。

効率を求めることがすべて悪とは言わない。

ただ、それにより何を得て何を失うのか、今一度振り返る必要があるのではないか。

今日、そんな学びがありました。

ありがとう。


2018年11月6日火曜日

搭乗証明

ウチのガッコでは、出張で飛行機を使った場合、実際に搭乗した証明として搭乗券の半券を提出することが義務付けられている。多分、他でも似たようなもんだと思うんだけど、今どき、国内線はもちろんのこと、国際線でもチケットレスの場合も多いので、半券そのものが存在しないという場合が少なくない。

だから、最近は搭乗証明書をウェブからダウンロードして、人事にメールで送ることで済ませているが、これはこれでいつでもどこでもできるので、半券出すより便利でいいや、などと思っている。


ところがだ。

僕がいつも使う某社(写真でわかるが)は国内線の場合、ウェブで自分のアカウントにログインして領収書や搭乗証明書をダウンロードできるが、国際線の場合、領収書は出力できても、搭乗証明書がダウンロードできない。

なんでやねん?

で、どうするかってえと、担当部署(大阪にあるらしい)に電話して搭乗便などを確認後、郵送で送ってもらうということになっている。

もっかい言う。

なんでやねん?

国内線でできることがなぜ国際線でできないか?とか、今どき電話と郵送って、アナログすぎやしないか?とか、パスワード保護されたアカウントにログインするのと、電話口で搭乗便を口頭で確認するのと比べたらどっちがセキュアなんだよ?とか、ツッコミどころはいろいろあるのだが、僕のアタマが悪いのか、なんでこういう仕組みになっているのか、まったく理解できない。

賢い方教えてください。

ちなみに空港でも手続きできるらしいんだが、海外から帰ってきて空港でそんな手続きするより、とっとと帰りたいしなぁ。

なんとかしてくれねーもんかなぁ...