2018年12月31日月曜日

旅の記録2018


ことしも出張等々、旅が多く、いろいろな方に

授業って大丈夫なんですか?

とか

家にいないんじゃないですか?

とか聞かれている。今年は例年になく忙しかった自覚はあるので、一応調べてみた。
まずは、どのくらい出張に出ていたか、ということで、勤務形態について。
学校に出勤した日と出張に出た日(日帰りを含む)、それとビールの審査会などやイベントなどに出た日(基本、休暇扱い)、それに純然たる休暇だ。
まずは月別の推移を見てみよう。

3月と8月はほとんど出勤していないように見えるが、授業がないので出張を多く入れているという理由による。4月と5月、9月、10月は審査会があったのでビール関係が増えていることもわかる。自分としては、まぁ、リーズナブル(←個人の見解です)。

次に1年のトータルでどの程度の割合になっているかを見てみる。


一応、辛うじて出張よりも出勤日が多い (^^;;; ちなみに4年前にも同じような統計を取っているが、その時には旅の日数が140日。ちなみに、今年も帰省やプライベートな旅も含めれば自宅以外に宿泊したのは146日だから、ほぼ同じ。ということは、旅が多かったイメージがあるけれど、意外とそうでもないわけだ。ちなみに休暇の日数はビール関係で潰した日も含めれば、まぁ、適正値かな?と思う。

最後に、授業は大丈夫?という質問に対する回答を。授業のある日に限って不在の日がどの程度あったのかを調べてみた。


こういう感じ。まぁ、6割近くはガッコにいるわけだ。自分の感覚としてもこんなもんでしょ?という感じ。ま、ほんとはもっといなくちゃいけないんだけど、週5日毎日授業があるわけではないので、週5日のうち、3日に固めてやっていると思えば、まぁ、実は無理がないことがわかる。まぁ、授業時間を毎週のように替えられた学生さんには申し訳ないなぁ、と思っているんだけどね。

ただ、ローカルで見ると結構歪みもあって、来年の年明け、1/7の日は1日3コマやんなくちゃいけないのよね。それは仕方ない。

というわけで、結論。今年は旅が多かったと思ったけど、気のせいで、ほぼここ数年のアベレージに収まっているようです(←個人の見解です)。

来年もご贔屓にどうぞ。


2018年12月26日水曜日

ハワイ


先週、12/17から22まで、ハワイに出張でした。
と言っても、パスポートが必要な方ではなく福島県の方で。
そう、スパリゾート・ハワイアンズに5泊6日というなんとも無駄な豪遊。
目的は第41回情報理論とその応用シンポジウム(SITA 2018)への参加。
僕は実行委員でもあったので,月曜日から現地入りしていました。

しかし,普通は1泊2日か,2泊3日くらいでくるところを5泊6日だったし,毎晩のように日付が変わるまで飲むもんだから,曜日の感覚はなくなるは酒は抜けないわで....

温泉と酒は基本だとして,それでも時間を見つけてショーを見たり,あぁ,蒼井優(ショーのセンター)は日替わりなのね,という気づきがあったりで,十分堪能させていただきました。まぁ,時期的にも壮大な忘年会という感じでありました。

今回は自分の講演も2回あって,懐かしい再会があったりとか,引っかかっていた問題を解決できそうなとっかかりに気付けたりとか,会議としても有意義ではありました。

それに2年越しの大きな宿題もいただいたし…

時々,ここにも書くけれど,学生諸君はこういう機会を逃さず,積極的に外で研究発表した方がいい。経験のある先輩方や先生方が有意義なコメントをくれたり,場合によっては顔や名前を覚えてもらえるかもしれない。いいことはあっても,害はほとんどないはずだ。

今回は学生の参加が結構多かった。宿泊費も学生に関してはかなりディスカウントされていたし,ハワイアンズに宿泊していれば首都圏からはバスが無料なので,参加しやすかったと言うこともあるだろう。発表もポスターセッションもあったからね。

SITAは温泉で開催することが重要要件なので,研究上有意義であるだけでなく,温泉と食事や酒も楽しめる。最近はポスターセッションもやっているので学生も参加しやすくなっている。来年は鹿児島の霧島温泉です。再来年は...どこかわかんないけど,ぜひ積極的に参加して欲しい。

学生さんなら,僕みたいな大きな宿題をもらうこともないしね。


2018年12月10日月曜日

It IS just fantasy....

(内容に触れているので,「ボヘミアン・ラプソディ」未見の方は最後まで読まないでください。)

遅ればせながら、この週末「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきた。

夫婦50割引とかいうのが適用されるトシになったのかぁ...とかいう感傷もあったが,それはさておき。

フレディが亡くなったのは僕が学生の頃。研究室で2コ上の先輩が「フレディがエイズだって公表したねー!」とか言っていたけれど,その直前に亡くなったというニュースを見ていたので,「さっき,死んだって言ってましたよ。」「えー!?」みたいな会話をしたのを今でも鮮烈に覚えている。

ちなみに僕とクイーンの出会いはたぶん1982年,中学2年の頃,友達の家で彼のお兄さんが持っていたLPを聞かせてもらった時だと思う。たしか"ボディ・ランゲージ"を聞いた記憶があるので,当時の最新アルバムだった「ホット・スペース」を最初に聞いたんだろう。その後,他にもいくつか聞かせてもらって,その中には「オペラ座」も入っていたと思う。「オペラ座の夜」は今でも大好きなアルバムだ。ま,そういう意味では僕は遅れて出会った方で,後から追いかけたクチではある。

さて,映画の話。

この作品については,賛否含めていろいろな意見を言っている人がいる。絶賛する声が多いようにも思うが,一方で史実と違うことを指摘するような声も聞こえる。

史実と違うのは事実なんだろうが,僕は単純に「事実に基づいたフィクション」,つまりある種のアダプテーションとして楽しく見ることができた。この作品はドキュメンタリーではないし,ドラマを構成する上で,監督や脚本家の手が加えられた創作物だと思えば,非常によくできた作品だと思う。そういう意味では,同じように実在の人物を描いた他の作品とも共通する特徴をもった作品だと言えるだろう。アラン・チューリングだってラマヌジャンだって、ジョニー・キャッシュだって、映画の中で描かれたことがすべて事実ではなかったんだろうから。

クライマックスをライブ・エイドに持っていったのは,まぁ,そうだよねー,という気はするけれども,それも監督のブライアン・シンガーや脚本家のアンソニー・マクカーテンの選択だし,エンドクレジットの最後で "The Show Must Go on" が流れるのも,作り手の粋な計らいだと感じる。そう思うと,別に事実と違ってもいいわけだから,あそこまで似せることもないんだけれど,メンバー4人はいい感じで似てたなぁ。ただ,予告編で観たときほど,フレディは激似というわけではなかったけれど。ま,繰り返すようだが,激似である必要はないわけだから,構わないのだが。.....あ,ボブ・ゲルドフはあんまり似てなかったな(だから,いいんだってば!)

いやぁ,でも,トシのせいか涙腺が弱っていて,ライブ・エイドの "We Are the Champions"ではちょっと泣きそうになったな。泣かなかったけど。

少なくとも,若い人がこれを観てクイーンを再発見するのは悪いことではないと思うな。

あ,そうそう,あと個人的にはフレディがライブハウスで「ラガー」を注文したシーンにも注目したい。これは多分事実だったんじゃないかと思うんだけど,実際に飲んでた銘柄は何だったんだろうか?英国に輸入されたヨーロッパ産ピルスナーかな?どなたかご存知ありませんか?