2015年9月16日水曜日

バンガロールでビアクロール

ってほどは呑み歩いてないけれど,記録のために書いておく。

バンガロールにもブルーパブが何軒かあるということで,せっかくなので足を運んでみた。有力な情報筋から,僕が滞在している Indian Institute of Science に比較的近いところにある District 6 と街の中心部に近い Toit というところがクオリティも安定しているという情報を得たので,そこに照準を定めて行ってみた。

まず,District 6


新しくできた Orion Mall というショッピングモールのあるエリア,Sheraton Grand Bangalore Hotel at Brigate Gateway の下に入っている。ここは,ジャーマンスタイルのビールを作っているブルーパブ。ということで,レギュラーで出しているのは6銘柄。

  • Liberator(ペールラガー)
  • The Chief (ヴァイツェン)
  • The Guru (ボック)
  • Dark Lord (ダークラガー)
  • Smoking Konig (ラオホ)
  • Radler (ラードラー)

上の写真は Dark Lord。色味ほど,チョコレートやコーヒーの香りは強くなく,カラメル香の方がやや強めなので,実際にはシュバルツとデュンケルの間くらいかな?という印象。今回はボックではなくて,ヴァイツェンボックがあったので,それもいただいてみた。こちらは,豊かな泡と麦芽の甘み,しっかりとしたボディが楽しめた。

バンガロールはインドのシリコンバレーと言われるほどIT産業が盛んな街なのだが,District 6 に入店すると名簿に記名させられて,会社名を書けと言われた。そう言われても困るので滞在先の大学名(IISc)を書いておいたのだが,ちらっと上の方の欄を見てみると「Amazon」って書いている客が多かった。さもありなん。

ドイツビールも美味しいのだが,インドに来たからにはかつての宗主国であるイギリスのビールも呑みたいよね。特にその名前の由来にもなった IPA (India Pale Ale)なんて呑みたいよね,ということでもう1軒めも訪ねてみた。

中途半端にしか開通していないバンガロールのメトロ。中心街に近い Mahatma Gandhi Road 駅から3駅目の Indiranagar 駅で下車して3分ほど歩いたところにあるのが Toitというブルーパブ。


ここにありました,ありました,IPA。


個人的には IPAは疲れちゃうんで最近ちょっと敬遠気味なのだが,ここのは呑みやすかった。度数は 5.2% ということで,IPAとしては下限ぎりぎりに近い。ホップも一応,カスケードをメインに使っているようなことを書いてあったけれど,アメリカンIPAという印象はなく,英国伝統のハーバルな香りを感じ取ることができた。いわゆる「英国品種以外を上手に使って同様の結果を得る」ってやつかな?と思う。

ここのビールはバラエティに富んでいて,次の6銘柄が主力。
  • Toit Weiss(ヘーフェヴァイツェン)
  • Tin Tin Toit(ベルジャンホワイト)
  • Basmati Blonde(ブロンドエール)
  • Colonial Toit(インディア・ペールエール)
  • Toit Red(アイリッシュ・レッドエール)
  • Dark Knight(アイリッシュ・ドライスタウト)
IPAだけでなく他のも試してみたいよね。でも全部はきついよね,と思ったら,サンプラーがあるということなので,それをオーダー。


6種類全部来るのかと思ったら,ブロンドとレッドエールは品切れということで,ベルジャンホワイトとIPAが2杯ずつ入ってやってきた。サーブする前に聞いてくれよ,こちとら既にIPA呑んでんだよ!と思ったが,ま,いっかと思って受け取る。

ホワイトとヴァイツェンは,まずまずという感じだったけれど,スタウトは美味かったねぇ。


クリーミーな泡と滑らかな口当たり,強い苦味と軽い酸味。これをパイントで貰えば良かったなぁ,と思ってしまった。

この2軒の他にも Windmills,Arbor Brewing Company,The Biere Clubなんていうところもあるらしい。今回は時間的な制約もあり,2軒しか回れなかったけれど,いつか機会が…あるかなぁ?

ちなみに,どちらの店にもビール以外にウイスキーも載っていたりして,特にDistrict 6にはハイランドとかアイラといったスコッチウイスキーに混じって1銘柄だけ Armut というシングルモルトのインディアンウイスキーがあったのだが,残念ながら品切れということでありつけなかった。でも多分日本でもあるところにはあるよね。

なんか,宿題もらった気分が残ったなぁ。


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