2015年6月12日金曜日

◯◯コップ

今日から豚レバーの生食提供が禁止されるらしいですね。

個人的には,特別,レバ刺しに思い入れがあるわけでもないので,ちょっと残念だなぁ,とは思うけれど,世の中がひっくり返るほどの大事件だとは思っていない。

でもね,何か違うと思うのよね。

法で規制して違反者を処分しなければならないほどの問題かね?
消費者が自己責任で注意しましょう,じゃ,なぜダメなのか?
何を食べようが,その結果として生き延びようが,死のうが,消費者本人の問題。

生レバーを提供した飲食店がウィルス撒き散らして,大量殺人を企てたかのような言い方はどんなもんかね?(ま,そこまでは言ってないんだとは思うが。)

どうもこの国はとことん国民を管理するのが好きらしい。

こういう論理がエスカレートすると,体に悪いものはすべて規制するような話にもなりかねない。ま,元々親方日の丸が専売していた塩とかタバコは,いくら健康に害があると言ってもここまでの規制はされないのかもしれないけどさ。もし,国が昔からレバーを専売していたら,こうなっていただろうか?

話がそれそうになったので,ちょっと元に戻す。

ってことで,規制することで何が起こるか,近未来を夢想してみる。

都内のある路上。一人の男がタクシーを止める。
後部座席に乗った男は,運転手に札束を見せ,一言。

「これで,行ってくれるんだよな?」

「旦那,何のことですかい?どちらまで?」

「おかしいな。◯◯から,この車に乗るように言われたんだけどな。」

「そういうことですかい。先にもらっときますよ。」

運転手は金を受け取ると,車を出し,某ビルの前で停める。
車を降りた男は,ビルの地下室へと入っていく。
そこは,法で規制された猛毒「生レバー」を欲する者が夜な夜な集まる秘密クラブ。

入口には,大男が二人。男はこの二人にも札を見せながら,

「◯◯はいるか?」

大男のうち一人が,男を中へと案内する。
中は年季の入ったコの字カウンターがあり,ほぼ満席。
男はその一角に腰掛ける。

カウンターの中には,齢80も近いかという老婆がいて,男に尋ねる。

「おかえりなさい,旦那。何にしましょう?」

「牛レバ刺し,国産で。」

「かしこまりました。少々お待ちを」

しばらくして,男の前に一皿の生レバーが運ばれてくる。
それを一瞥した男は,懐から銃を取り出し,立ち上がる。

「警察だ!! 全員,手を頭の後ろに組め!」

そう,男は生食レバーを取り締まる警官「レバコップ」だったのだ。

なんつってね。

嫌な世の中だなぁ。

レバコップ.......河崎実カントクとかが映画化しないかな?

しないか......

0 件のコメント:

コメントを投稿