2009年12月4日金曜日

アリベデルチ山口

 さて,懸案の座長も無事終了しまして,SITA2009は幕を閉じました。帰りの飛行機は夜の便なので,まるまる半日あります。せっかくだから山口市内を見て回ろうと思います。昨日の懇親会で実行委員長の柳先生は「中原中也記念館」「サビエル記念聖堂」「五重塔」「雪舟庭」の4つは必見だと話していましたが,僕にとっては,これら以外にも行かなければならないところがあります。
ブルワリー。山口は意外にも地ビール王国だったりするわけ。とりわけ,山口市内にある鳴滝ブルワリーはモンドセレクションで入賞していたりするし,なんと言っても湯田温泉から路線バス1本で行ける! というわけで,座長をしたセッションが終わった15分後にはブルワリー目指してバスに乗っていました。湯田温泉通バス停から山口駅を経由して約35分,鳴滝バス停で下車し,さらに坂を上ること10分のところにそのブルワリーはありました。山を切り開いたようなところに南フランスを思わせる庭園と建物(写真上)が......ブルワリー併設のレストランは「サン・レミ・ド・プロヴァンス」というらしいですわ。フランス??
メニューを見ると,パスタとかピザとか書いてあるな....プロヴァンス??? ビールはピルスナー(チェコorドイツ起源),ヴァイツェン(ドイツ起源),ペールエール(イギリス起源),スタウト(イギリス起源).....プロヴァンスゥ??? と店の設定自体にはちょっと疑問もありましたが,酒と料理はGoodでした。ビールに関しては,個人的にはヴァイツェンにせよ,ペールエールにせよ,スタウトにせよ,もう少しクセ,というか個性があってもいいかな??と思う感じでしたが,一般的にはこのくらいの方が受けるのかもしれませんね。ペールエールはもう少し香りも苦味も強くていいと思うけどなぁ。スタウトはモンドセレクション金賞の名のとおり,香ばしい香りと重たいボディ,しっかりとした苦味が感じられて,4種の中では一番個性を発揮していたかな?とは思います。
さて,食事と酒を楽しんだ後,まだしばらく時間があったので,山口駅までバスで戻り,歩いて行ける距離にあるサビエル記念聖堂へ行きました(写真中)。ここは別にザビエルが立てたわけではなく,ザビエルが山口を訪れてから400年を記念して戦後の1952年に建てられたもので,1991年に一度火事で消失し,1998年に再度建てられたものらしいです。というわけで建ってから11年ということで,まぁ,新しい建物でした。もうちょっと歴史を感じさせるものをイメージしていたのでちょっと拍子抜け....礼拝堂の音響はBOSEのスピーカーだったし....ただ,1階にあるクリスチャン記念館という資料館はザビエルの足跡やキリシタンの様子が垣間見られてそれなりに見ごたえがありました。
というわけで,今年2度目の山口訪問も無事に終わりました。次はいつ来るかわからないけど。サビエル聖堂から山口駅への帰り道,商店街でゆるキャラ発見(写真下)。「しんまちくん」って.....何がモチーフか今イチ伝わってこないし.....
とにもかくにも,さよなら山口,ありがとう山口。

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