なんか朝からニュースを見てがっかりしてしまった。大学3年生が就職活動を始めているらしい。ま,こんなニュースは今さら取り立ててコメントすることもないようなニュースなんだが,こんな言葉が出てきたので,ホントにがっかり。「就活力」だって。就職活動を生き延びるために「就活力」をつけるんだって。しかも,学生がそういうことを言ってるんじゃない(学生も言ってるんだけど)。学生に「就活力」をつけるという取組を企業と大学が共同で行なっているそうだ。今の大学生はそこまでやらんといかんのか!
ちょっと哀れな気もしますね。手に職...なんてことを言っていたのはいつの時代やら。就職するだけの実力をつけるどころか,就職活動をする力すら持ち合わせていない大学生がほとんどだっていうことですよね。あらためてその事実を考えると由々しき事態だと思いますよ。本来ならば,プロ予備軍,即戦力として就職していかなければならないはずなんだけれど。こんなことやってるようじゃ,就職することが学生たちのゴールになってしまいかねませんよね。それなりの企業に就職したらそれで終わり。あとはBurn outしてしまうわけ??違うだろ。入ってからが勝負なわけだよ。入る前に手取り足取りやってもらわないと就職活動を乗り切ることもできないような人材が就職してから育つかぁ???甚だ疑問ですね。....待てよ,そうか,高校時代は受験戦争を切り抜けて大学に合格することが目的で,それを達成したらBurn out状態になって遊び呆けて,で,何も地力をつけずに就職活動しなければならなくなって...という負のスパイラルに陥っているのかも。じゃ,就職してからまた別の危機に直面したら....その時手取り足取り面倒見てくれる人がいればいいけど,そうじゃないと自分から辞めるか,はたまたリストラか....ってことになるかも。未来は暗いぞぉ...
朝から憂鬱な気持ちになりました。自分とこを出ていく学生たちにはもう少し地力をつけて,仕事に着いてからも自力で生き抜いていける,上を目指すことができるだけの素養を養った上で送り出してあげたいと思いました。一昨年進路指導をやっていたときに,求人の順序が「大学院生→高専生→学部卒→専門学校生→高校生」だと言っていた某企業の人事担当者がいましたが(まぁ,相当量リップサービスが入ってるだろうが),社交辞令であるにせよ,高専もそう言ってもらえるうちが華。我々も気を引き締めなければなりませんなぁ,なんつうことを朝から実感させられました。
そんなコジマさんに光文社新書の"就活のバカヤロー"という本をお薦めします。私も最近読んで、そうだよなぁと思うことしきりでした。
返信削除で、考えるのはうちはどうすればいいのかということなんですよね。。。
検索したら近所の図書館にあるみたいなんで,借りてみます。なんか買うほどでもないかって...:-P
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