2009年10月31日土曜日

 今日と明日,ウチのガッコは文化祭です。ウチのクラスも店を出しているはずだけれど,今日は残念ながら行けませんでした。僕は夏休みに中止になった小学生向けの暗号講座を卒研室でやっていたり,それ以外の用があったり,卒業生が訪ねてきてダベっていたり....となかなか体が空きませんでした。明日は店の方にも顔出すからなぁ!
あと,SPHERE TOKYOのイベントでフェイスペインティングをやっています。こちらも夏好評だったので,今回もやるとのこと。僕も手伝うことになっていたんですが,上に書いたとおり何だか忙しく,結局今日は行けずじまい....こちらも明日は必ず手伝います。
しかし,こういう機会に卒業生たちと会えるのはうれしいですね。みんな元気にやっているようで何よりです。特に一昨年の卒業生たちは担任をやったこともあって,思い入れはひときわ深いです。何か今日呑み会やっているらしいが,場所聞かなかったし.....
さて,写真はクラスの学生たちが作ったTシャツです。明日,これを来て繰り出すので,見かけたら声をかけてください。では!!

2009年10月30日金曜日

育成と評価

今朝の新聞より。プロ野球ドラフト会議の話題がスポーツ欄だけでなく,1面や社説も賑わしていました。野球が下火とは言っても注目度は高いわけね。花巻東高の菊池君が話題で,大リーグか日本プロ野球か,と騒がれ,結局日本を選んで,プロ球界がほっとしたと.....それに対して社説では,そんなことでいいのか,的な意見が述べられていました。もっと国際的に開かれた日本プロ野球でなくちゃいかんと。
そりゃそうだ,正論ですよ。でも,今の日本のプロ野球,事実上,企業スポーツである以上,正論ばかりではやっていけないのも事実。野球に限らず,Jリーグでも多くのチームが一部の企業の出資に頼っているのが現状でしょう。Jリーグは一応,地域密着型と言われているけれど,多くのチームの筆頭株主は企業だ。もう10年以上も前のことになるけど(!) 横浜フリューゲルス消滅の原因もそこにある。東京ヴェルディが今まさに消滅の危機にあるのも企業が手を引いたからに他ならない。もちろん,そうでないチームもあるけれど,それは筆頭株主となる企業がなく,やむを得ず市民持ち株会が筆頭株主になっている我が札幌とか水戸(だったか?違ったかも知らん)みたいな例に限られるでしょう。いずれにしても1社または2社程度が大半の株を持っているようなチームは会社の経営状況にチームの存続が影響されることは明らかなこと。Jリーグはチーム数を増やす方向に言っているということだが,今のまま膨張しても悲劇しか生まないような気がする。少し不安ですね。
話は変わって(というか,変わらないんだけど)ドラフト会議。近大高専の3年生が巨人の2位指名を受けましたね。まぁ,この選手がどういう選手が僕は知らないけれど,すごいといえばすごい。ただ,ジャイアンツにはきちんと社会人として育てて欲しいよね。本来ならば,高専で育てるはずだった残り2年の間は選手としてだけではなく社会人としてもキチッと育てて欲しいと思う。しかし,今年規則が改正されるまでは高専からドラフト指名はできなかったわけね。というか,何で今年規則が改正されたのか,その経緯が知りたいな。卒業まで待つことはできんのか???言い換えれば,高校2年生でも規則を改正すれば指名できるって話に近いよね??高専はあくまでも5年教育で,そこを敢えて例外的に3年で取っているわけだから,高校生だって例外で2年で指名したっていいわけだよね,規則を変えちゃえば。
で,僕が言いたいのは,そこまで例外的に規則を変えてまで取ったんだから大切にしてよね,ということ。ドラフトで入団しても1軍に上がれずに辞めていく選手も多いのが事実。今回の彼が将来どういう大選手になるのか,あるいは挫折を味わうことになるのか,それは今の段階では誰も分からないわけだけれども,万が一,ダメだったときのケアも含めて,人間育成をきちんとしてほしいと思うわけです。同時に本人も自分の人生設計をきちんと考えた上でプロとしてがんばってほしいと思います。プロの世界は結果が評価されることがすべて,というようなことがよく言われる。学校だって,成績を評価するときもある。ただ,プロの世界と学校が違うのは,評価だけではなくて,教育が本分である以上,本人の人生設計をサポートしたり,人間力を育むようなところに注力していることも事実なわけです。プロの世界とは言っても,未成年の選手を扱う以上,その辺りはほんっとに丁寧にキチッとやって欲しいと思うわけ。もちろん,今だってそうやってくれていると信じているわけだけれどね。我がタイガースが15歳で獲得した辻本君を20歳の今年,戦力外とした例もあるので,やっぱりいろいろと心配なのよね。
やっぱ,人と向き合わなくちゃだめだぁ,我々は,ウン。

2009年10月28日水曜日

故郷の味

今日はちょっと出張続きで疲れがたまっているので,午後半休を取りました。いくつか野暮用を足さなくてはならないこともあったし....ちょっと早めに体が空いたので,晩飯の食材を買いにスーパーに寄って帰りました。
で,そこに故郷の味があるではありませんか。生ニシン!東京ではそれなりのサイズのものになかなか出会うことはないし,生で出会うことも余りないけれど,これはまぁ,そこそこのサイズで美味そう。...というわけで,2尾購入。北海道の食材で,何が一番食べたいか,と聞かれると,ニシンって答えますね,ほぼ迷わず。香りが他の魚とぜんぜん違う。海の味覚の王様です。カニとかウニとか言ってるようじゃ素人ですよ!ニシンだよ,ニシン!!だから3月にフィンランドに行ったときは幸せだった。毎朝ニシンの酢漬けをパンにはさんで食べてました。物価さえ高くなきゃ,あそこなら何年でも暮らせるな。
さて,行きつけのスーパー,肉より魚な方なので,ちょっと横の方にあった天然ブリの刺身にも目が.....よし,今日はブリの刺身にして,明日ニシンを焼こう。
結局,ブリ刺身のほかは,冷奴に山形で買った「おみ漬」をのせたもの,それに小松菜の煮浸し。和な食卓ですね。これも山形の酒屋で買った冷やおろし「大虎」を合わせて.....おいしくいただきました。
...写真は撮るの忘れました。

2009年10月26日月曜日

ゴール

やっと家にたどり着きました。10泊11日の日本縦断出張ツアーも今日で終わり,午前中に山形を発って,午後3時過ぎ,懐かしの自宅に帰ってきました。肉体的にも精神的にもヒジョーにきつかったけれども,何はともあれ,どこかでインフルをもらってくるようなことが無くてよかった。あぁ,でもこれはあと2,3日様子を見ないとわからないのかな?
明日から出勤ですが,まだ授業の準備も出来ていない。一気にリアルに引き戻されますね。すぐに社会復帰できるかな?今週いっぱいはかかりそうだな。でも,今週末は文化祭だ。僕もいくつか企画に関わっています。なんだか休まらないなぁ。求む!安息日!!

2009年10月25日日曜日

有終の美

 全国高等学校デザイン選手権の決勝大会が終わりました。会場は東北芸術工科大学。さすが,建物のデザインにも特徴があるし,なんと,水上の能楽堂まであるという…薪能とかするらしいですよ。水面に火が映ってきれいなんだろうなぁ。
今日は午後から本番ですが,午前中は写真撮影とか入場のリハーサル。その合間をぬって最終の練習を行ないました。ウチのチームの発表は9チーム中,8番目。他のチームの発表を大方見てからプレゼンをすることになります。それが吉と出るか凶と出るか....ウチのチームの作品は「説明書デザイン賞」と言って,わかりやすく面白いマニュアルを作った企業(製品)を表彰して,シンボルマークを付けることで,マニュアルを能動的に読む人を増やすだけでなく,商品の流通を促し,経済の活性化をもくろもう,というものでした。
....で,結果ですが,本校チームは上位3位までには入れなかったものの,企業賞として毎日新聞社賞を受賞しました。この大会には,優勝,準優勝,3位,毎日新聞社賞に加え,投票で受賞が決まる市民賞と高校生賞があります。したがって,受賞できるのは最大で9チーム中6チームだけ。結果として,準優勝のチームが市民賞と高校生賞を含めた3冠に輝いたので,ウチが毎日新聞社賞を取ったということは,表彰されたチームは4チームのみ。そういう意味では価値が高いと思います。学生たちは,ホントに良く頑張ったと思います。プレゼンテーションでは,小芝居(学生たちは茶番,ボクはコントと呼んでた...)をしなくちゃいけなかったし,慣れないことも多かったと思うけれど,よくやってくれました。まだまだ1年生だし,ちょっと悔しい思いもあるようだし,これからどんなことに挑戦してくれるんだろうかと,少し楽しみです。ただ,来年は僕が外国に行っていて指導できないので,それが心残りではあります。
ちなみに優勝したのは九産大付属九州高校の「故人との思い出の取り扱い」というタイトルで,位牌の形をしたUSBメモリを作って,亡くなった人の写真や映像を保存する,という提案。また,準優勝で3冠に輝いたのは,地元山形の新庄神室産業高校の「食べる絵の具 ハピ・ベジ」と言って,野菜と果物のピューレを絵具のようなチューブに入れて,パンやピザの上に絵を描いたりして食べるという,子供向けの食育に関する提案。プレゼンを見ていてこの2校には勝てないな,という印象を持っていたので,そういう意味では企業賞にもぐりこめて良かったんじゃないかと率直に思います。
しかし,いわゆる形や色のデザインではないと言いながら,さすが上位校はきちんとモノを作ってきています。これは今後,ウチの取組にとっても課題ですね。高専チームとしては,アイディアだけではなく,この辺をきちっとやると,デザインの世界にも一石を投じることができるかもしれません。そんなことを考えると,このコンテスト,今後もチャレンジしたいという気持ちが,学生ならずもしてきますね。
このコンテストでは,書類選考通過後,シナリオなどを作り込む段階から,芸工大の学生さんがチームサポーターとして付いてくれます。本校に付いてくれたのは,3年生の清井(せいい)さん。最後は学生たちから感謝の気持ちを(背中に)伝えられていました。写真はその結果で,ウチのチームの作品に出てきたゆるキャラ「よーみん」が描かれています。清井さん,約束通り写真載せたよ!また再会するのを楽しみにしていますね!!
表彰式後の交流会では,審査委員長で「おくりびと」で知られる脚本家の小山薫堂さんや脳科学者の茂木健一郎さんとも話ができて良かったです。小山さんはウチのチームの作品を3位に推してくれていたらしい。彼は放送作家時代にテレ朝の「トリセツ」って番組の構成をやってたしなぁ。そういう意味では「風は吹いていた」んだよなぁ。茂木さんには,「先生はどんな分野で学位取ったんですか??」って訊かれたので,「ニューロコンピューティングでボルツマンマシンやってました」って言ったら,「僕もボルツマンマシンやってましたよ」だって。
10泊11日の出張ツアーも,木更津プロコンでの優勝,国際会議IWSDA'09の成功,デザセンでの受賞と僕にとってはうれしいことづくめでした。肉体的にも精神的にもきつかったけれど,こういううれしい思いをするからやめられませんね。明日はやっと家に戻れます。

2009年10月24日土曜日

初参戦

 10泊11日に及ぶ日本縦断罰ゲームツアー(?)もいよいよ最終目的地に着きました。山形市の東北芸術工科大学で行われている第16回全国高等学校デザイン選手権(デザセン)にやってきました。学生たちは昨日から山形入りして準備をしています。本当は僕が引率しなければならないのですが,福岡を抜けられなかったために,専攻科生の神津君という学生が引率者として同行してくれています。他の学校の高校生からは彼が先生だと思われていたらしい。でも,彼は本当に良く学生の面倒を見てくれていて,貢献度は僕よりもはるかに大きなものがあります。
朝6:12発の新幹線に乗って,山形に着いたのが9:00過ぎ。ホテルに荷物を置いて,路線バスに乗ろうと思ったものの,便が全くないので,山形駅からタクシーで大学入りしました。
今日はプレゼンテーションのリハーサルがあります。聞くと我がチームはまだプレゼンの流れが完全に固まっていないということ。ホントかよ。ちょっと不安を感じつつ,発表練習を見守りました。確かにセリフも覚えられいないし,目線や体の動きも中途半端で....ただ,流れそのものを大きく変えるというよりは細部を詰めればまとまりそうな感じだったので,とにかく何度も練習してうやむやなところを固めていく作業を繰り返すことになりました。
午後3:30から30分間がわがチームに与えられたリハーサル時間。発表は7分なので,コメントを述べたりすることを考えると,2回とちょっとがせいぜい。実際,通しで2回。弱かったところだけ2,3回やり直してリハは終わりました。質疑応答対策もしなければならず,ホテルに帰ってからも学生たちは練習をしなければならないようです。
福岡から山形に入って感じたのは,寒さ。やっぱ寒いわ。ただ,長袖のワイシャツは1枚しか持っていないし,コートやジャンバーなど羽織るものも持っていないので,ちょっと失敗。福岡に行くことにとらわれていて,東北に来ることが頭から抜け落ちていました。いや,東北に来ることは頭にあったのだが,寒さが頭になかった。どおりで,大学のキャンパスではすっかりこんな紅葉が見られましたよ。けれど,この夕焼け!明日は秋晴れになることだろうね。あったかくなればいいけど。
夜は,引率教員どうしの交流会(吞み会)にも顔を出し,常連校の先生方からいろいろなお話を伺いました。帰ってからホテルで練習中の学生たちに,その辺の情報をフィードバック。質問対策なんかもちょっとやって,本日はおしまいと相成りました。はてさて,明日はどうなることやら。明日の天気のように秋晴れのような結果が出るでしょうか??

2009年10月23日金曜日

エジプシャン

 会議最終日の午後はエクスカージョンでフェリーに乗って海の中道海浜公園に行きました。約30名が参加しました。写真は,フェリーポートから出港した直後に撮影したマリンメッセです。
公園は広いので,着いたら基本は自由行動でした。この公園は一言で言うと,遊園地と動物園と植物園と水族館とリゾートホテルとキャンプ場とエジプト迷路が一緒になったようなところでした。いや,何のことかわからんだろうけど,行った人にはわかるだろうなぁ。最初は,そんなに何時間もいるようなところじゃないかもね,くらいに思っていましたが,結局3時間近く滞在。まぁ,良かったんじゃないですかね??
ボクは学生2人と一緒にチャリンコを借りて公園内を走り,ポイントポイントで散策したり,景色を眺めたり,動物や花を見たり,エジプト迷路を見たりして過ごしました。
エジプト迷路.....結局何がエジプトかわからんかったな。
夜,福岡から東京に戻り,東京駅近くのホテルに入ったのが23:30。明日は9時に山形に着くようにいどうなので,5時過ぎにホテルを出ます。疲れが取れない......日本縦断罰ゲームツアーもあと3泊。やっとゴールがうっすらと見てきました。