2013年7月1日月曜日

サイダー

やっぱ夏はサイダーだよね。サイダーだよ。
サイダーと言っても,三ツ矢サイダーとか最近はやりの地サイダーみたいな清涼飲料水じゃない。
立派なアルコール飲料の方です。

日本でサイダーというとどうしてもソフトドリンクを思い浮かべてしまうけれども,欧米,特にイギリス,オーストラリア,ニュージーランドなどの大英帝国圏ではリンゴを原料とする発泡酒のことを指すことが多い。

メルボルンにいた頃は,パブでクラフトビールを楽しむこともあれば,夏の暑い昼間なんかはサイダーを飲むことも少なくなかった。Flinders Street 駅真向いの Young & Jackson なんかは,夏の週末,屋上がサイダーバーになったくらいだし,他にも樽生のサイダーを複数銘柄呑めるパブも結構ありました。

ところが,日本ではめったにサイダーに出会えない。大手ではニッカが「シードル」を商品化している(道民としては,悲しいかな現在の販売元はアサヒなんだな… (ToT))くらいだし,クラフトビールメーカーが作っているサイダーでも,ホントに数えるくらいしか知らない。少なくとも僕が呑んだことあるのは,岩手はベアレンのサイダーと,パンゲアのライオンサイダーくらい。ここを読むと,発泡酒醸造免許ではリンゴ100%のサイダーは作れないんだそうだ。そういう理由もあるんですかね?

蒸し暑い日本の気候には合うと思うんだけどね。

で,昨日の日曜日,結構暑かったし,家でまったりと,お土産でもらった Apple Head というサイダーをいただきました。


このサイダー,メルボルンの Thunder Road Brewing のサカモトさんから頂いたもので,ここのブルワーのマーカスがベルギーで醸造したものだということ。

他の果汁や,香料などの添加物を混ぜることなく,ベルギー産の手摘みのリンゴをクラッシュして作っているらしい。白ワイン,特に貴腐ワインのような甘く上品な香りがあります。それでいて,フレーバーは甘すぎず,後味もさわやか。これは,悪くないです。日本の夏には絶対に合う。添加物バリバリで,香水とか子供のお菓子やかき氷のシロップみたいな香りがするサイダーも時々あるけれど,これはリアルサイダーです。こういうのがフツーに呑みたい!

いやぁ,しかし,我が国にサイダー文化を定着させるにはどうすればいいんですかね?
時々,成城石井あたりでストロングボウを見つけたらめっけもん,みたいな生活には満足できない!国産だけじゃなく,英国産でも豪州産でもいいから,ケグ出しのサイダーを普通に楽しみたい!

日本にサイダーを普及させる会」を作ろう!!

賛同者モトム!!


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