短い夏休みが終わりました。
今年は結構せわしなかったので,子供をどこかに連れて行く,なんてことも少なく,
持ち帰りの仕事もあったりして,あっという間に休みが明けてしまった感じです。
そんな中,札幌で初めてのビアジャッジング勉強会というのを行ないました。
会場と主催は,札幌のビアバー・Maltheads(モルトヘッズ)さん。
ここのオーナー・坂巻さんもビアジャッジで,
札幌にも数名のジャッジ資格をお持ちの方がいるとのことで,
ひょんなことから勉強会を行なうことになった次第。
クラフトビアアソシエーションの協力ということで,
実際のコンペと同じジャッジシートやプラカップを使っての勉強会でした。
テイスティングするビールのスタイルと銘柄は僕が選定して発注しました。
ふたを開けてみると,僕と坂巻さんを含め,ジャッジ資格保有者が全参加者10名中5名。
ジャッジングそのものが初めてという方も数名いらっしゃいましたが,
楽しく,かつ有意義に勉強会を行なうことができました。
使用した銘柄の詳細は,上の写真にある通り,全8銘柄。
ボトルが6銘柄,缶が1つ,そしてお店にあるケグ(樽)を1銘柄
使用させていただきました。
それなりにメジャーなラインナップ,かつ,
札幌という土地柄も反映させたセレクションになっていると思います。
こういうお題を考えるのは,実は本業で試験問題なんかを考えるのに
ちょっと似ていて楽しかったりします。
さて,勉強会は前半が1つのビアスタイルについて1銘柄をテイスティングして
個々の意見をすり合わせるというセッション。
ここでジャッジングしたビアスタイルは
- 南ジャーマンスタイル・ヘーフェヴァイツェン
- ジャーマンスタイル・ピルスナー
- アイリッシュスタイル・ドライスタウト
- ベルジャンスタイル・ペール・ストロング・エール
の4つのビアスタイル。そして後半は,1つのビアスタイルで4つの銘柄を
ジャッジングし,金・銀・銅賞を決めるという本番のコンペを模した模擬ジャッジング。
参加者10名を5名ずつの2グループに分け,それぞれで同じ銘柄をジャッジングし,
結果を比べるというもの。ここで使用したビアスタイルは
結果を比べるというもの。ここで使用したビアスタイルは
「アメリカンスタイル・インディア・ペールエール」。
結果は,両方のグループの結果がぴったり一致するという素晴らしいものでした。
ビアテイスターやジャッジをお持ちの方なら,気づくかもしれませんが,
上の写真の銘柄と,以上であげたビアスタイルは厳密には対応しないものも
含まれています。実はわざと若干スタイルから外れているものも含めていて,
その辺が見極められるかどうかも見ています。
今回はその辺りもキチンと議論できて,それなりにハイレベルな
勉強会になったのではないかと思っています。
僕も,自分のテイスティングのベクトルが客観的な基準からずれないように
時々勉強をしなければ,と思っていますが,今回の勉強会はそれ以上に
いろいろ刺激になって楽しかったですね。
札幌には年2回は帰る機会があるし,これだけ人が集まるのだったら,
ちょっと定期的にやっても面白いかな?という気がしてきました。
坂巻さん,札幌での参加者の皆様,ありがとうございました。
僕自身,すごく楽しかったし,勉強になりました。
また,是非,やりましょう!
《おまけ》
会場のモルトヘッズの隣にある資生館小学校は,小学校6年の夏まで
僕が通ったところで(当時の校名は札幌市立創成小学校),
お店が入っているビルには,当時,仲の良かった友人が住んでいたりしました。
なんか,その辺りでも不思議な縁を感じました。懐かしかったなぁ。
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