宮本浩次は太宰治の影響を受けていることはたびたび口にしているけれど,中原中也あたりの影響もあるのだと思いま
す。記憶違いだったら困るが,何かで彼自身もそんなことを言っていたのではなかったろうか?確かに,エレカシの曲にも月をモチーフにしたものが多い。「月と歩いた」とか「月の夜」とか「月夜の散歩」とか...中也の詩にも月がたびたび出てきます。意識はしていないのだろうけれども,イメージの源流にはあるのかなぁ?という気がしますね。で,なんでこんな話をしているかというと,湯田温泉は中也の出身地。街中には彼の歌碑もいくつか立っているし(写真上),SITA2009会場のホテルかめ福から歩いてすぐのところに中原中也記念館というのがあります(写真中)。僕自身も中也の詩には興味があるので,今日の午後,シンポジウムを抜け出して散歩がてら行ってきました。中では,彼の短歌や詩を堪能
できるだけではなく,彼の兄弟や子供の死といったパーソナルな出来事が作品に与えた影響などもわかりやすく解説されていました。ゆっくり見ていたら 1時間半以上かかりました。発表用のスライド作ることなんてすっかり忘れていました (^^;さて,ここ湯田温泉は白狐が見つけた湯ということで,白狐がマスコットキャラになっています。一番下の写真は駅前にある巨大な白狐です。中也記念館の2階には湯田温泉の歴史に関する展示もあり,そこには白狐が発見した説と,坊さんが見つけた説があるってことでしたが,まぁ,これらも含めて諸説あるそうです。てか,全部作り話じゃん?って疑惑はあるわけですが,そこに触れるのはご法度ですね。ロマンだもんね。
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